マットとは「つや消し」という意味を持ち、
化粧品容器の場合、容器表面の見た目の光沢を無くし、
しっとりとした見た目、手触りにすることをマット加工と呼びます。
落ち着いた雰囲気で高級感を出すことができるので、
人気の加工のひとつです。
ひとくちにマット加工といっても加工の種類は複数あります。
マット加工の種類の基本は6種類。
加工によって、対応する容器の種類や材質が異なります。
ここから各マット加工の詳細や、
加工のイメージを見ていきましょう
01 |
くもりガラスのような、 やわらかな透け感
原料を練り込み、成形することでくもりガラスのような外観、風合いを出すことができる樹脂原料となります。
マット塗装と比べて、カスミは表面にツヤ感があり、手に持った時滑らかな感覚がします。
<おすすめの使い方>
透け感のあるボトルに加工すると「くもりガラス感」が活かせます。容器の成形時にマットにするので後加工の手順をカットできます。
<写真>
1枚目:FL-PET30ML+ポンプ+FL-S.OVCAP
2枚目:FL-PET50ML+ポンプ+FL-S.OVCAP
02 |
色、透明度、幅広い選択肢でイメージが広がる
容器の表面に吹き付ける塗料にマット剤を入れることで、マット調の質感が可能になります。透明度の調整やグラデーション塗装など自由度の高いデザインも可能。
<おすすめの使い方>
パーツやシリーズ品で同じ色・同じトーンで合わせると統一感がUP。透明感のある容器にマット塗装を施すと、すりガラス調のような雰囲気がでる。
<写真>
1枚目:STシリーズ各種
2枚目:IP-PCT30ML
3枚目:BWJシリーズ各種
03 |
ついさわりたくなる、もっちり手ざわり
樹脂とゴムの間のような特性を持つ材質です。内側ポリエチレン、外側エラストマーの多層で成形することにより、バルクへの安定性を保ちつつ、表面に独特のしっとりとした質感を再現することが可能です。
<おすすめの使い方>
耐薬品性が高いため、シャンプー・トリートメント用のボトルに適しています。
<写真>
1枚目:LSPR-PE300/500ML+Z-3000ポンプ
2枚目:LSPR-PE250ML+ヒンジCAP
04 |
やわらかさと高級感をあわせもつガラス
ガラス瓶の表面をフッ素化合物によって微細な凹凸をつけ、くもりガラスとする加工です。
<おすすめの使い方>
中身が少し見えることでナチュラルな印象になるため、オーガニック系のオイルなどに合います。
<写真>
1枚目:DV-120ML+WJホールCAP
2枚目:左からVC-30ML,JE-30ML,I-30ML,IK-30ML
05 |
マットにしたいけれど、コストも抑えたい
でこぼこした箔を圧力をかけて容器に押し当て、表面を凸凹にすることでマットな質感を再現できます。マット塗装と比較して低コストでの加工が可能です。
<おすすめの使い方>
白いキャップへの加工だと巻き始め・終わりの筋が目立ちにくくおすすめです。
<注意>
・巻き始めと巻き終わりに筋が出来ます( 背面に調整可能)
・塗装と比較すると少しツヤのあるマット感になります
・容器の形状・材質によって加工できない場合がございます
<写真>
1枚目:WJ-PET50G, WJ2-C PP.CAP
06 |
やさしく手になじむ、さらっと質感
成形することでつや消しとなる樹脂原料となります。
ジャー、キャップなどのインジェクション成形および、一部ブローボトルでも対応可能です。
<おすすめの使い方>
容器の成形時にマットにするので後加工の手順をカットできます。
紹介したマット加工には、適応する材質や加工不可の材質があります。
下記にそれぞれのマット加工のおすすめ材質を一覧にしたので、
参考にしてみてください!
カスミ | エラストマー | マット塗装 | フロスト | マット箔 | マットPP | |
材質 | PET | (内側) ポリエチレン (外側) エラストマー |
材質問わず | ガラス | 材質問わず | PP (一部PET) |
パーツ | ボトル | ボトル | ボトル ジャー キャップ |
ボトル (※ガラス瓶のみ) |
ボトル ジャー キャップ |
ボトル ジャー キャップ |
マット加工について良く聞かれる質問や、
お客様の悩みで多いものをピックアップしました!
Q: 質問1 キズは目立ちやすいですか?
A:マット加工を施していないツヤ生地の容器より、多少キズは目立ちやすくなります。色調によっても異なります。
Q: 質問2 透明度の調整はできる?
A:「マット塗装」なら可能です。「マット塗装」は塗料の色を調整するので不透明だけではなく「ちょっと透け感を残したい」というような調整が可能です。他の加工は容器の色に左右されるので、容器の色に合わせたマット加工を選ぶと良いでしょう。
Q: 質問3 マット塗装とクリア塗装では加工費が変わりますか?
A:加工費は変わりませんが、マット塗装は梱包仕様により費用がアップすることがあります。
※こちらのキャンペーンは終了しました。※
当選者様へのプレゼントの発送は9月3日より発送致します。
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