はじめに
化粧品容器において、製品名やロゴなどの表現は、製品のコンセプトを演出する重要な技術です。
そこで、代表的な加飾として「シルクスクリーン印刷」と「ホットスタンプ」を紹介。それぞれの特徴や注意点などを見ていき、印刷の疑問を解決していきましょう!
シルク印刷とホットスタンプ印刷の特徴をひとまとめにしました。インクを使うのか、箔を使うのか、見た目も印刷の仕組みも異なる2つの印刷ですが、化粧品容器ではどちらもよく使われます。


こうやってみると、2つの印刷方法は全く異なるね!
シルク印刷の正式名称は、シルクスクリーン印刷 と言うんだって。「シルク」はかつて版(スクリーン)の素材として絹の紗(メッシュ)が使われていたことに由来しているんだ。


次は、それぞれの印刷方法や特徴を分かりやすく解説するよ!


シルク印刷は、メッシュ状の穴が開いたスクリーンとよばれる版に、ヘラで伸ばしたインクを入れて印刷する方法で、印刷デザイン部分にのみインクがのる仕組みで、別名「シルクスクリーン印刷」と呼ばれています。
版が比較的安価なことから大量生産に適しており、ボトルやジャーなどの容器本体や、キャップへの加飾に用いられています。
化粧品容器の印刷として、シルク印刷が一番使われる印刷方法です。
01 | 版下作成 印刷デザインの版下データ作成 |
02 | 製版 |
03 | 調色 |
04 | 印刷 ・印刷箇所にスクリーン(版)をセットする |
05 | 乾燥 インクを乾燥させて製品に定着させたら完成 |

01 | 版を準備 |

02 | インクをのせる |

03 | インクを押し込む |

04 | 完成! |
シルク印刷
シルク印刷の表現できるものの特徴を見ていきましょう。

多彩な印刷色
様々な色で印刷することができるため多彩な表現が可能です。DICまたはPANTONE、またはイメージのターゲット製品での印刷色指定も可能です。
※1色ごとに版を作成するので色ごとに印刷位置がズレる可能性があります。

ドロ金&ドロ銀
シルク印刷でも金色・銀色の表現が可能です。インクに金粉・銀粉を混ぜたもので、表面がざらっとした表現になります。メタリック感を重視する場合は「ホットスタンプ」がおすすめです。
※ドロ金は基本的に、赤金・青金・中間の3色から選ぶことができます。

網点
通常1色ずつベタ塗りでプリントするため、濃淡の表現ができないシルク印刷でも、デザインを小さな点のパターンで印刷することで1色で濃淡(グラデーション)を表現する技法。同じ点でも密度が高い方が濃く見えます。

小ロット対応
製造工程が比較的シンプルのため、小ロットでの印刷が可能です。
シルク印刷をする際のよくある注意点をまとめました。
下記の点を意識しながら印刷デザインのデータを制作することがポイントです。

POINT | 01 |
ベタ面+抜きデザイン
ベタ面に対する抜きのデザインは幅0.2mm以上で作成する必要があります。
※ベタ面…特定の色で広い面積を塗りつぶすことです。
※抜きデザイン…ベタ面印刷の中にデザインされた特定の領域を印刷なしで、下地の容器色を露出させるように印刷する方法です。

POINT | 02 |
印刷位置ズレ
印刷の位置合わせは、基本的に目合わせの作業になるため、ズレが発生します。特に多色使用する場合は、位置ズレが目立ちやすくなります。
こちらのサンプルでは、白のマークが右に1mmズレたイメージです。

POINT | 03 |
フォント
フォントサイズは4.5pt以上で作成しましょう。(フォントの種類により変動あり)小さすぎる場合、文字がつぶれる可能性があります。
表示内容によっては、フォントサイズの指定がありますので、ご注意ください。

POINT | 04 |
線幅
線幅は0.1mm以上で作成。
シルク印刷のデザインとデザインの間隔は0.15mm以上、ホットスタンプの場合は0.2mm以上空けてる必要があります。

シルク印刷は、ほとんどの容器材質や種類に対応しているし、いろんな色も表現できるんだね。
ただし「1色につき1つの版が必要」だから、2色・3色使うときは複数の版が必要になることと、印刷ズレが起きる場合に違う色同士が近い場合は注意が必要だね。


線の幅や文字のサイズの注意点に気を付けながら、容器の印刷デザインを作っていくことが大事!


ホットスタンプは、加熱した凸版で製品に蒸着膜を施した箔を転写させる加飾方法です。箔押(はくおし)と呼ばれることもあります。
シルバーやゴールドなど、キラキラした金属調の表現が可能で、高級感を演出し、製品のブランドイメージを向上させます。
ホットスタンプの印刷方式は、アップダウン方式とローリング方式の大きく2つに分けられます。
01 | 版下作成 印刷デザインの版下データ作成 |
02 | 製版 |
03 | 箔色 |
04 | 加工 ・機械に箔と刻印をセットし、刻印を加熱する |

03 | 刻印と箔を準備 |

04 | 加圧し容器に当てる |

03 | デザインが転写 |

04 | 完成! |
ホットスタンプ印刷
ホットスタンプ印刷の表現できるものの特徴を見ていきましょう。

ツヤあり・なし
ホットスタンプは箔をそのまま転写するため、シルク印刷では出来ない金・銀のキラキラしたツヤ感が表現できます。
また、ツヤのない箔だとマット感が表現できます。

多彩な箔色
シルク印刷でも金色・銀色の複数ある箔見本からイメージにあった箔を選べます。定番のゴールドとシルバーの中でも色味が若干異なり、容器の色に合わせて調整可能です。

色々な箇所にできる
ホットスタンプの印刷方法は、アップダウン方式とローリング方式の2つに分けられ、デザインによって印刷方法が変わります。容器だけではなく、キャップの天面や、側面に一周箔のラインを入れることも可能です。

金・銀以外も可能
製造工程が比較的シンプルのマット箔を使えば容器にマット加工をしたように見せることができます。また、ホログラム箔や木目調など、金・銀以外にもホットスタンプ箔のバリエーションが豊富です。
ホットスタンプ印刷をする際のよくある注意点をまとめました。
下記の点を意識しながら印刷デザインのデータを制作することがポイントです。

POINT | 01 |
シルク印刷との間隔
硝子瓶に対してホットスタンプを行う場合、シルク印刷と箔の間を4mm以上空ける必要があります。
余白が4mm未満の場合、対象以外の部分にホットスタンプの加工が施されてしまいます。

POINT | 02 |
線幅
デザインは、0.15mm以上で作成しましょう。0.15mm以下の場合はホットスタンプがうまくのらず、印刷かすれの原因になります。
また、ホットスタンプのデザインとデザインの間隔は0.2mm以上あける必要があります。

キラキラのホットスタンプはブランドロゴなどに使われているね!
金・銀以外のホットスタンプ箔があるのは知らなかった!木目調や大理石調などテクスチャ入りのホットスタンプはどんなところに使うのかな?


キャップの側面と天面にすると、まるでキャップがその素材のように見えておススメ!
リニューアル記念!
印刷見本プレゼントキャンペーン
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印刷見本ボトルって?
石堂硝子ではシルク印刷・ホットスタンプで文字や線など「どんな見え方になるのか?」を網羅したオリジナルの見本があります。
ボトル容器にシルク印刷とホットスタンプのあらゆる仕様が印刷されていて、印刷デザインの際の参考にしたり、見落としがちな注意点など確認でき、社内資料やお客様のデザイン検討の上で重宝されている便利な見本です。
・ 化粧品容器のデザインの仕方が分からない
・デザインについて細かいルールがあるのか知りたい
・ 文字や線など「どんな見え方になるのか?」を見ながらデザインしたい
印刷見本に入っている主な項目
網点
印刷位置ずれ
ドロ金・ドロ銀
小さい文字
画数の多い漢字
ベタ面
パーティングライン(※)
に載せた印刷
※パーティングライン
容器本体を成形する際の金型の『合わせ目』のこと。容器にまっすぐ段差のように線が入るので、通常はこの周辺に印刷をすることは推奨していません。

キャンペーン名 | リニューアル記念!印刷見本プレゼントキャンペーン |
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プレゼント内容 | 印刷見本セット(PETボトル2本入り)を20名様にプレゼント |
応募方法 | 下のプレゼント応募フォームよりお申込みください。 |
当選発表 | 当選者の発表は、商品の発送をもって代えさせていただきます。 |
注意事項 | ・発送は国内のみとさせていただきます。 |
応募期限 | 2026年6月9(火)~6月18(木)日まで |
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