外出先で助かる!持ち運びに強い化粧品容器設計のポイント

外出先で頼れる!持ち運びに強い化粧品容器設計のポイント

外出先でもスキンケアやメイク直しを気軽に楽しみたいというニーズは年々高まっています。バッグに入れてもかさばらず移動中でも漏れにくく快適に使える容器のサイズや機能は容器選定の上で重要です。

本記事では、携帯性を高める化粧品容器の設計ポイントと、代表的な容器タイプについて解説します。

目次[非表示]

  1. 1.外出シーンで選ばれる容器とは?
  2. 2.小型携帯容器の代表タイプと特長
    1. 2.1.スティック型
    2. 2.2.ロールオン型
    3. 2.3.スプレー型
  3. 3.持ち運び性能を高めるための設計要素
    1. 3.1.密封性の確保
    2. 3.2.形状の工夫
    3. 3.3.素材の選択
  4. 4.携帯容器を引き立てる加工とデザイン演出
    1. 4.1.視認性の向上
    2. 4.2.ブランド訴求
  5. 5.まとめ

外出シーンで選ばれる容器とは?

外出時に使用する化粧品容器は、まず軽量かつコンパクトであることが求められます。バッグやポーチに入れても負担にならないサイズと持ち運びしやすい素材選びがポイントです。次に漏れにくさや衝撃に耐えられる設計がポイントです。バッグやポーチ内で他の荷物と接触するため、移動中の振動で中身が漏れないような密閉性や衝撃や圧力に耐えられる耐久構造が求められます。

機能性とデザイン性のバランスを取りながら、日常生活に寄り添った容器設計を実現することが、ブランドの信頼感やユーザー満足度につながります。

小型携帯容器の代表タイプと特長

小型形態容器の代表的タイプと特長

携帯用化粧品容器は、用途や内容物に合わせて多様な形状と機能が採用されています。なかでもスティック型・ロールオン型・スプレー型は、日常的に利用されることが多く、それぞれの構造に携帯性を意識した工夫が凝らされているのが特長です。

小型携帯容器に共通して求められるのは、片手で扱いやすい操作性と、携帯時に内容物が漏れにくい安心感です。加えて、ポーチやバッグに収まりやすいコンパクトな形状が、持ち運びの快適さにつながります。

以下に、それぞれのタイプの特長と、具体的な使用シーンに応じた選び方を紹介します。

スティック型

スティック型容器は、繰り出し機構やスライド式構造により、キャップを外せば片手で使える手軽さが特長です。外出先でのレタッチや部分ケアに適しており、利便性の高さから広く採用されています。
主に硬めのバームやワックス状の処方に向いており、浮き毛直し・リップバーム・固形香水などに使われます。

耐久性・操作性・携帯性のバランスに優れ、幅広い用途で利用される代表的な携帯用容器の一つです。

ロールオン型

ロールオン型容器は、先端の球状アプリケーターを転がすことで内容物を肌に直接塗布できる構造です。球体の回転により、比較的均一に広げやすく、少量の液体をムラなく塗布するのに適しています。

香水・オイル系のポイントケア製品などで多く用いられ、塗布時の清涼感や心地よさも特長です。アプリケーター素材には、ステンレスやガラスが使われることが多く、使用感の演出にもつながります。収納しやすい設計から携帯に適した容器タイプの一つといえます。

スプレー型

スプレー型容器は、ポンプやノズルで内容物をミスト上に噴霧できるタイプです。広範囲に均一に塗布しやすいため、ヘアミストやフェイスミストなどに広く使用されています。

使用感は噴霧量やミストの粒度(細かさ)によって左右され、ポンプによりますが、様々な吐出バリエーションから選ぶことができます。

快適な使用感と安全性を両立しやすい点から、携帯用としても高い評価を得ている容器タイプです。

持ち運び性能を高めるための設計要素

携帯用化粧品容器の設計では、密封性・形状・素材の3つの観点が重要です。これらはそれぞれ独立した要素であると同時に、液漏れ防止・耐衝撃性・使用時の快適さなど、総合的なユーザー体験に影響を及ぼします。

以下に、それぞれの設計要素における具体的な工夫を解説し、携帯性にどのような影響があるのかについて説明します。

密封性の確保

化粧品容器の密封性は、内容物の漏れや揮発、酸化を防ぐ上で非常に重要です。特に携帯時には、横向きの収納や衝撃による圧力変化が加わるため、より強固な密閉構造が求められます。

Oリング(ゴムパッキン)やカチっと音が鳴って閉まるキャップなどを組み合わせることで、液体やクリーム類の漏れを軽減できます。また、真空エアレス機構を採用すれば、空気の逆流や雑菌の侵入を防ぎやすいため、保存性や衛生面の両立に役立ちます。

形状の工夫

携帯性を考慮した形状としては、通常の円柱形状に加えポーチ内で転がりにくい平面形状や、多角形・楕円形といった安定感あるボディが好まれます。こうした設計は、バッグの中での移動や取り出しやすさにもつながります。

加えて、キャップの突起部やくぼみ構造など、直感的に持ちやすく操作しやすい形状も重要なポイントになります。

素材の選択

容器素材の選択は、使用感や携帯性に大きな影響を及ぼします。プラスチック(樹脂)素材は軽量で割れにくいため、携帯用容器に多く採用されています。さらに金属蒸着やマット塗装などの加工を工夫することで、高級感を持たせることも可能です。

ガラス容器は遮光性や内容物の安全性に優れる一方、割れやすいという課題もあります。パッケージや梱包方法を工夫すると良いでしょう。

携帯容器を引き立てる加工とデザイン演出

形態容器を引き立てる加工とデザイン演出

容器への加飾や表面加工をすることでブランドの世界観や高級感を演出できます。機能と見た目のデザインを両立させることでユーザーは持ち歩くこと自体に喜びを感じやすく、製品への愛着が深まるでしょう。

さらに、ブランドメッセージを効果的に伝えるには、限られた面積の中でも印象的にロゴや製品説明を配置する工夫が重要です。日常的に使いたくなるデザインが、リピート購入やブランドへの愛着にもつながる可能性があります。

以下に、視認性とブランド訴求の観点から、携帯容器に求められる加飾やデザイン演出の工夫を紹介します。

視認性の向上

容器の加飾や表面処理によって、バッグやポーチの中でも容器を探しやすくなります。例えば、明るいパステルカラーやメタリック系の光沢、パール塗装などは視認性を高め、ポーチの中でも探しやすくなります。マット加工など容器の質感を変えることで手探りでも判別しやすくすることも可能です。

また、製品ロゴや名称を明瞭に印刷しておくことで、類似製品との取り違いを防ぎやすくなります。高級感を感じる加飾や、視認性を高める色彩設計が、外出先での使用頻度や愛着にもつながる可能性があります。

ブランド訴求

ブランドの世界観や品質を効果的に伝えるには、加飾手法の選定が重要です。例えば、ホットスタンプによる金・銀箔押しや、転写印刷による多色表現を用いることで、限られた面積でもブランドの個性を表現できます。

容器の素材や使用シーンに合った加工方法を選ぶことが大切です。ブランド訴求力と実用性のバランスが、持ち歩く楽しさと信頼につながります。

まとめ

この記事では、携帯用化粧品容器に求められる設計ポイントと代表的なタイプについて紹介しました。

  • 外出シーンで選ばれる容器とは?

  • 小型携帯容器の代表タイプと特長

  • 持ち運び性能を高めるための設計要素

  • 携帯容器を引き立てる装飾とデザイン演出

携帯用化粧品容器の設計では、密封性・形状・素材のバランスが重要であり、使用シーンに即した工夫がブランド体験の質を高めます。また、加飾やデザイン演出は、機能性だけでなく視認性やブランド訴求力にも影響し、持ち歩きたくなる価値を生み出す要素となります。

石堂硝子では、創業約100年の実績を活かし、化粧品容器の企画・開発・販売をきめ細やかな提案力と迅速な対応でサポートします。オリジナル化粧品容器、携帯に優れた容器をお探しの場合は、一度石堂硝子にご相談ください。

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