
ワンタッチキャップとスクリューキャップの違いを徹底解説
化粧品容器の使いやすさは、キャップ構造によって大きく変わります。「ワンタッチキャップ」と「スクリューキャップ」はどちらも幅広く使われていますが、開けやすさ・密閉性・デザイン性など、得意とするポイントは異なります。
本記事では、それぞれのキャップの仕組みや特徴、採用されやすい製品カテゴリ、選び方までわかりやすく解説します。容器開発やパッケージ検討の際にぜひ参考にしてください。
目次[非表示]
キャップの役割と基本構造
キャップはフタとしてだけでなく、内容物の品質や使い心地に直結する重要なパーツです。ここでは、キャップが担う基本的な役割を解説します。
キャップが担う3つの機能
キャップの主な役割は次の3つです。
①内容物を密閉・保護する
酸化・漏れ・汚染を防ぎ、品質を保つための最も基本的な役割です。
②開閉時の操作性を提供する
片手で開ける、回して閉めるなど、使用シーンに応じた操作性が求められます。
③容器デザインの一部として印象を形成する
キャップの形状・素材・色は、ブランドイメージや世界観を左右する要素でもあります。
内容物・容器特性に基づくキャップ選定の重要性
キャップ構造は状況に応じて適した仕様が変わります。例えば以下のような条件でどのキャップを採用するかが決まります。
内容物の性質(粘度・成分)
使用環境(浴室、屋外、携帯用など)
ブランドの方向性
同じ化粧水でも、ターゲット層によって“回してしっかり閉めたい”“片手で開きたい”などニーズが異なるため、製品企画では、キャップを含めた容器選定が大事です。
スクリューキャップとは

スクリューキャップは化粧品容器で最も広く採用されています。ここでは基本構造から特徴までを解説します。
基本構造
スクリューキャップは、キャップ内部のねじ山がボトル口部に噛み合い、回すことで開閉する仕組みです。回転して締めることで、しっかり密封されます。
特徴・メリット
シンプルな構造で密閉性を確保しやすい
液漏れ防止を重視する化粧品と相性が良い構造です。製造コストが比較的抑えやすい
構造が単純なため、量産にも向いています。加飾を施しやすい
キャップが2パーツ構造の場合、内側と外側で異なる加飾を施せるため、デザインの幅が広がります。液体・乳液・オイル製品と相性が良い
“しっかり閉められる”ことが消費者の安心感にもつながります。
使用例
スクリューキャップは「しっかり閉まる」「液漏れしにくい」などの特徴から、以下のような製品で多く採用されています。
化粧水や美容オイル
比較的粘度の低い内容物は液漏れしやすい傾向があるため、密閉性の高いスクリューキャップとの相性が良いとされています。旅行用や持ち歩き用
しっかり密閉されたスクリューキャップだと持ち運び用に誤って開閉されにくいため、安心感があり使用頻度が高いです。
ワンタッチキャップとは

ワンタッチキャップは利便性の高さから、日常使いの製品で人気のある構造です。
基本構造
キャップと本体がヒンジ(蝶番)でつながった一体型の構造で、押すだけで開閉できる点が特徴です。片手で使えるため、浴室など両手が使いにくいシーンでも扱いやすい設計です。
特徴・メリット
片手で開閉できる高い利便性
スキンケアの途中や入浴中など、手早く使いたい場面でも扱いやすい構造です。開封後もキャップを紛失しない
ヒンジで繋がっているため、キャップの置き場所を気にせず使えるのでスムーズにケアができます。開閉の頻度が高い製品と相性が良い
ハンドクリームやシャンプーなど、日常的に繰り返し使う製品で採用が多い傾向です。
使用例
ワンタッチキャップは「片手で開閉できる」「頻繁に使っても扱いやすい」という特徴から、以下のような製品で多く採用されています。
シャンプーやボディソープ
入浴中は片手が濡れていたり、滑りやすい状況が多く、ワンタッチで操作できる構造が便利です。キャップを落とす心配がないため、浴室用途で特に採用率が高いタイプです。ハンドクリーム
外出先やデスクワーク中など、片手しか使えないシーンでも開けやすく、使用後すぐに閉められる点が支持されています。頻繁に使うアイテムだからこそ、開閉しやすさが求められます。化粧水・乳液
朝のスキンケアなど、動作が多い場面では、ワンタッチ構造が使いやすさを高めます。特に“軽く押してすぐ使える”仕様は、スキンケアルーティンをスムーズにしたいユーザーから好まれています。屋外で使用する製品
日焼け止め、アウトドア用保湿アイテム、スポーツ時のケア製品など、屋外での使用機会が多い製品にも適しています。風のある屋外や手元が不安定なシーンでも扱いやすいとされています。
構造比較:開けやすさ・密閉性・デザイン性
ワンタッチキャップとスクリューキャップは、どちらも化粧品容器では一般的に使われる構造ですが、得意とするポイントが異なります。
ここでは、開けやすさや密閉性、デザイン性といった使用感に直結する要素を比較し、それぞれがどのような製品に適しているのかを解説します。
比較表
項目/構造 | スクリューキャップ | ワンタッチキャップ |
開けやすさ | 両手操作が基本 | 片手で開閉できる |
密閉性 | 高い | スクリューに比べるとやや劣るが実用上充分 |
デザイン自由度 | シンプルで加工しやすい | ヒンジやロック機構を入れる必要があり、構造が複雑なためサイズ制約あり |
内容物 | 比較的粘度の低い内容物にも対応 | ある程度粘度がある内容物 |
キャップ選びでは、“どのような環境で使われる製品なのか”“ユーザーが求める操作性は何か”といった視点が重要になります。
内容物別に見るキャップ構造の使い分け
内容物の粘度や使用環境によって、適したキャップ構造は変わってきます。
化粧水・乳液などの液体製品
液体は流動性が高いため、密閉性を重視したスクリューキャップが選ばれる傾向があります。キャップを外して適量を調整しやすい点も利点です。
クリーム・ジェルなど粘度のある製品
粘度が高い製品は、片手で操作しやすいワンタッチキャップの利便性が高く評価されます。浴室や洗面台など「濡れた手で使う場面」にも適しています。
トラベルサイズ・携帯製品
旅行用や持ち歩き用途では、以下の3点が重要です。
軽量性
耐久性
密閉構造
製品によってスクリュー・ワンタッチどちらも採用されていますが、液漏れ対策としてスクリューが選ばれるケースが多い傾向があります。
▼石堂硝子のトライアルサイズの容器
まとめ
この記事では、ワンタッチキャップとスクリューキャップの違いについて以下を解説しました。
キャップの役割と基本構造
スクリューキャップとは
ワンタッチキャップとは
構造比較:開けやすさ・密閉性・デザイン性
内容物別に見るキャップ構造の使い分け
スクリューキャップは密閉性に優れ、液体製品や携帯用途で幅広く活用されています。ワンタッチキャップは片手操作ができ、使用シーンの多い製品や浴室使用の製品で選ばれやすい構造です。
キャップの選定は、内容物の性質や使用環境、ブランドの方向性によって変わります。製品に合ったキャップ構造を検討することで、使いやすさと品質の両立が期待できます。
石堂硝子では、内容物やブランド設計に応じたキャップ選定のご相談にも対応しています。お気軽にお問い合わせください。
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