
ありそうでなかった!3色グラデーション塗装の魅力とデザインのポイント
化粧品容器の塗装の「グラデーション塗装」は、通常2色までのグラデーション表現が一般的でしたが、最近は3色入ったグラデーション塗装が再現可能になりました!
3色グラデーション塗装の魅力や、デザインする際に色の選定方法や注意すべき点、入稿する際のポイントなどを紹介していきます。
3色グラデーション塗装とは
容器の底から肩部に向かって、複数色を吹き付けて表現するグラデーション塗装表現に、3色グラデーションが表現できるようになりました。
今まで2色までのグラデーションが基本でしたが、2色から3色になることで、グラデーションの表現の幅が広がり、製品のイメージをぐっと印象的に見せることができます!
3色グラデーション デザインの流れとポイント
化粧品容器のデザインをする際、3色グラデーション塗装の場合、色選定時にどのようなポイントがあるのかを見ていきましょう。
1. どの色を入れたいのか選ぶ
3色グラデーション塗装で使用したい色を、カラープレートなどから選びます。色と色の境目は、それぞれの色が混ざり合うため、反対色や色の濃い場合は、思ったイメージに仕上がらない可能性があります。キレイなグラデーションにするためには、色の組み合わせや濃度など考慮しながら進めていきましょう。
2. 透け感、色の割合を決める
デザインする際は「どの色をどの位置に、どのくらいの範囲に入れたいか」を指定します。
写真のグラデーション見本は、
- 底 → 水色
- 真ん中 → クリーム色
- 上側 → ピンク
の3色を使用しています。デザインする場合は、どのくらいの割合で3色を配置するかを指定する必要があるため、今回の場合は「下から水色40%→クリーム色20%→ピンク40%」で色指定を記載しています。また、グラデーション塗装は、色だけではなくパール感や透け感も指定できます。
容器のベース色によってもグラデーションの見え方も異なるため、仕上がりイメージを担当者と十分に相談し、希望のイメージ通りにグラデーションが仕上がるか確認することが大切です。
3色グラデーション塗装におすすめの容器は?
3色グラデーション塗装を実現するためには、化粧水など比較的背の高い容器で再現可能になります。プラスチックとガラスどちらの材質でも、3色グラデーション塗装での表現が可能です。
容器によって直径や高さが異なりますが、グラデーション塗装がキレイに表現できる容器は、100ml以上のボトルがおすすめです。
まとめ
以上、新しく表現可能になった3色グラデーション塗装の加工を紹介しました。
選ぶ色によってまったく新しいイメージに仕上がり、2色から3色に増えることで表現の幅も広がり、製品イメージをぐっと印象的に見せれる面白い加工です。
色選定や配色時のデザインのポイントをおさえて、オリジナル性の高い化粧品容器デザインを作ってみませんか?
石堂硝子のショールームにはたくさんのグラデーション塗装見本が展示されています。
配色や透明感など、現物を見ながら相談するとイメージがつきやすくなるため、化粧品容器のデザインに迷われている方は、ぜひ一度石堂硝子のショールームにお越しください。(ご予約頂くとスムーズにご案内ができます)
その他、容器についてお困り後、ご相談などありましたら、お気軽にお問合せフォームよりお問い合わせください。