乳液をOEMで作る流れや化粧品OEMメーカーの探し方を紹介
近年、乳液の機能は保湿だけに留まらず、肌悩みの改善や、UV対策も補える製品が販売されています。このようにさまざまな機能をもつ乳液を、自社のオリジナル製品として、製造を検討されているご担当者さまもいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、オリジナルの乳液をOEMで作る具体的な手順や、化粧品OEMメーカーを効率よく探せるおすすめの方法をご紹介します。
目次[非表示]
- 1.乳液の種類
- 2.OEMで乳液を作る流れ
- 3.化粧品OEMメーカーのおすすめの探し方
- 4.化粧品OEMメーカーの選び方
- 4.1.①得意分野や実績を確認する
- 4.2.②製造可能な最小ロット数を確認する
- 4.3.③サポートしてもらえる範囲を確認する
- 5.まとめ
乳液の種類
乳液は、水分と油分がバランスよく配合された保湿アイテムです。化粧水で肌に潤いを与えたあと、その潤いを“閉じ込める”役割をもっています。化粧水だけのケアだと時間経過ですぐに水分が蒸発してしまうため、適度に油分を含んだ乳液で膜をつくることで水分の蒸発を防ぐ必要があります。
このような役割をもつ乳液は、基本的に保湿乳液・UV乳液・ティント乳液の3種類に分けられます。各詳細を以下の表にまとめました。
▼主な乳液の種類
種類 |
詳細 |
保湿乳液 |
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UV乳液 |
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ティント乳液 |
|
このように、乳液は機能ごとに分類されます。
よく混同されがちな乳液とクリームは、水溶性と油溶性のうるおい成分が配合されている点や使用目的は同じですが、配合成分の割合が異なります。乳液には水溶性、クリームには油溶性のうるおい成分が多く含まれているわけです。
乳液は機能や配合成分によって分類されるため、製造するうえでまずはどのような機能をもつ乳液にしたいのかということを考えてみてください。
OEMで乳液を作る流れ
ここからは、実際に化粧品OEMメーカーで乳液を作る流れをご紹介します。
▼乳液の製造をOEMメーカーに依頼する流れ
項目 |
詳細 |
問い合わせ |
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打ち合わせ |
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試作品の製造・容器選定 |
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見積もり |
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発注・納品 |
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なお、打ち合わせから納品までの期間は、半年程度かかるのが一般的です。
化粧品OEMメーカーのおすすめの探し方
自社で製造したい、オリジナル乳液に合った化粧品OEMメーカーを選ぶ際におすすめなのが、国内外の化粧品OEMメーカーが実績品を出展する展示会の活用です。
展示会では、最新の処方や技術のほか、ホームページ上では分かりにくい化粧品容器のイメージを手に取って確認することができます。横浜で2年に1度開催される“化粧品産業技術展 CITE JAPAN”や、東京と大阪で毎年開催されている“化粧品開発展 -COSME Tech-”など、開催地や頻度は多様です。
イメージに沿ったオリジナル乳液を製造できる化粧品OEMメーカーを見つけるためにも、ぜひ展示会へ足を運んでみてください。
化粧品OEMメーカーの選び方
乳液の製造を依頼する化粧品OEMメーカーの候補がある程度絞れたら、いよいよ選定に移ります。以下で、化粧品OEMメーカーを選ぶ際の基準をご紹介します。
①得意分野や実績を確認する
製造したい乳液に特化した知見や、実績をもっている化粧品OEMメーカーに依頼すれば、目的に合ったオリジナルの乳液を製造できます。基礎化粧品に特化したメーカーや、ヘアケア・フェイスケア製品まで幅広く対応できるメーカーなど、実にさまざまな得意分野があります。
乳液の製造実績にくわえて、オーガニックをはじめとする配合成分や製造方法にも対応できる化粧品OEMメーカーかどうかを、確認するのもポイントです。
②製造可能な最小ロット数を確認する
少量から乳液の製造を検討している場合は、製造可能な“最小ロット数”も、化粧品OEMメーカーの選定には欠かせない確認事項です。500個の製造を想定していたのに対し、依頼した化粧品OEMメーカーの最小ロット数が1,000個であれば対応できないため製造数を増やす必要があります。そうすると、想定よりも倍の費用がかかってしまうことになります。
費用を抑えて乳液を製造するためにも、希望するロットに対応している化粧品OEMメーカーがおすすめです。
なお、化粧品の中身は少量から製造できても、容器は対応してない場合もあるため、容器も希望するロットで対応可能かを確認しておくことが肝心です。
③サポートしてもらえる範囲を確認する
乳液を含む化粧品の製造に関する法律や、規則について豊富な知識がある化粧品OEMメーカーに依頼できると、トラブルを最小限に抑えることにつながります。人の肌に直接触れる化粧品は、使用後に赤みやかゆみが出るといったトラブルが発生することも考えられます。それゆえに配合成分を気にする消費者も多く、製造には高い技術と知識が必要です。
自社に化粧品の専門知識や技術がない場合はなおのこと、品質管理体制やアフターフォローが整っている化粧品OEMメーカーに依頼することが大切です。
まとめ
この記事では、乳液をOEMで作る際の、化粧品OEMメーカーへの問い合わせから納品までのプロセスについて以下を解説しました。
- 乳液の種類
- OEMで乳液を作る流れ
- 化粧品OEMメーカーのおすすめの探し方
- 化粧品OEMメーカーの選び方
化粧品OEMメーカーとの打ち合わせや試作品の確認を通して、自社のオリジナルの乳液を製造することが可能です。化粧品OEMメーカーを選定する際は、得意分野や実績、最小ロット数、サポート範囲の確認によって、理想的な乳液を製造することにつながります。
化粧品容器メーカー 石堂硝子では、展示会への出品だけではなく、各支店にある体験型ショールームで最新の実績品をご確認いただけます。気になるサンプルはお持ち帰りいただくこともできるため、ぜひ一度ご相談ください。
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