化粧品OEMにおける費用の項目を紹介

化粧品OEMにおける費用の項目を紹介

自社のオリジナル化粧品を販売する際に、製造設備や技術のあるメーカーに製造過程を委託することを化粧品OEMといいます。化粧品OEMを検討するうえで、どのような費用がかかるのかは気になるところです。

そこで本記事では、化粧品の種類ごとのOEM費用や費用を抑えるポイントをご紹介します。


目次[非表示]

  1. 1.化粧品OEMにかかる費用の内訳
    1. 1.1.①初期費用
    2. 1.2.②化粧品の内容物
    3. 1.3.③化粧品の製造
  2. 2.化粧品OEMにかかる追加費用
  3. 3.化粧品OEMにかかる費用を抑えるポイント
  4. 4.まとめ


化粧品OEMにかかる費用の内訳

化粧品OEMにかかる費用は、販売する化粧品の種類や中身・容器に使用する原料、製造を委託するメーカーによって異なります。
内容物や仕様によって費用は大きく変動するため、詳細は充填メーカーへご確認ください。
ここでは、化粧品OEMにかかる費用の内訳をお伝えします。


①初期費用

化粧品OEMメーカーへオリジナル化粧品の製造を依頼する際は、初期費用が発生します。以下の表に、代表的な初期費用の項目をまとめました。


▼化粧品OEMの初期費用の項目

項目

概要

詳細

サンプル代

化粧品の特徴や使用感を消費者に体感してもらうために、数回分の量で作られた試作品にかかる費用

  • 少量であれば費用を請求しないメーカーもある
  • 複数人でテストすることを要求したり、高額な原料を使った化粧品の製造を委託したりすると有料になる場合もある

パッケージデザイン代

デザイナーが化粧品のパッケージをデザインする際にかかる費用

  • 化粧品容器のデザインを企画から委託すると発生する

化粧品容器の版代

オリジナルのデザインを容器に印刷する際に、版画に必要な版の作成にかかる費用

  • 化粧品容器や化粧箱の色数ごとに費用がかかる

化粧箱の木型代

化粧箱を展開図通りに切り抜くための木型を作成するためにかかる費用

  • 標準的なサイズ・形状ではなく、オリジナルの規格で化粧箱を作成する場合に発生する


一般的に、これらの費用はデザインのリニューアルがない限り、初回以降は請求されません。


②化粧品の内容物

バルクとよばれる化粧品の内容物は、種類や製造方法、製造量、原料によって製造にかかる費用が大きく異なります。化粧品に配合される成分をこだわり抜いて製造を依頼すると、費用がさらに高額になるケースも考えられます。


そのため、あらかじめ決めた予算に収まるように製造量や原料などを調整するのがおすすめです。

化粧品の内容物


③化粧品の製造

内容物以外にも、化粧品の製造にはさまざまな費用がかかります。具体的な製造費用については、以下の表をご覧ください。


▼化粧品OEMにおいて化粧品の製造にかかる費用

項目

概要

詳細

容器代


化粧品の内容物を入れる容器にかかる費用


  • 使用する素材によって費用が変わる
  • 容器への着色や塗装といった加工費も含まれる

  • 印刷の色数によって費用が変わる(1色ごとに版代、印刷代がかかる)

キャップ代


化粧品容器の口をふさぐ際に用いるキャップにかかる費用


  • キャップの仕様によって費用が変わる
  • スクリューキャップやワンタッチキャップは比較的安価な部類、スプレーやポンプは高価な部類になる

化粧箱代

化粧品容器を包装する箱にかかる費用

  • 箱に使用する紙の材質や形状によって費用が変わる
  • 商品の保護・異物混入を防ぐ“シュリンク”や簡易な“封緘シール”を使用すると費用が抑えられる

ラベル代

ラベルの印刷や化粧品容器に貼る作業に発生する費用


  • 化粧品容器に直接印刷する最小ロット数は1,000本以上になるため、1,000本未満であればラベルでの対応となる
  • 販売名称や使用方法など、決められた情報を記載する“裏面表示”をラベルで貼る場合もある
充填代

化粧品容器に内容物を詰める作業にかかる費用


  • 手作業する必要があるときは、追加費用がかかる

梱包・配送代

化粧品を販売店や購入者へ発送する際にかかる費用

  • あらかじめ見積もりに含まれている場合が大半
  • 化粧品を入れる段ボールにかかる費用も請求されるケースがある


化粧品の外装にかかる費用は特に幅が広いため、工夫次第で費用を抑えることにつながります。

化粧品の梱包



化粧品OEMにかかる追加費用

化粧品OEMにおいては、主にデザイン費用が追加で発生します。化粧品容器や化粧箱のデザインは基本的にメーカーへ持ち込みとなり、外部に依頼する場合には、別途デザインメーカーを手配するのが一般的です。 


化粧品容器にかかるデザイン料の相場は10万~30万円程度で、企画やロゴ制作など依頼する内容によって具体的な金額は異なります。オリジナルの形状やカラー、色数の多いデザインを用いた場合には、より費用が高額になることをご留意ください。 



化粧品OEMにかかる費用を抑えるポイント

化粧品OEMの費用を少しでも抑えるためのポイントは、最小で発注できるロット数を確認することです。発注する化粧品の数が多いほど、1個あたりの費用は安く抑えられますが、化粧品開発に初挑戦するうえで、何千個もの在庫を抱えるのは大きなリスクです。


100個や500個などから注文できる"小ロット対応"の容器であれば、大量の在庫を抱えるリスクを背負うことなく、自社のオリジナル化粧品を製造できます。


また、無料で作成できるサンプル品の数を確認しておくこともポイントの一つです。納得できる化粧品を開発するまでは、何度も試行錯誤を繰り返します。無料でサンプルを作成できれば、追加費用を抑えられるだけではなく、質の高い化粧品の開発につながります。



まとめ

この記事では、化粧品のOEM費用について以下を解説しました。

  • 化粧品OEMにかかる費用の内訳
  • 化粧品OEMにかかる追加費用
  • 化粧品OEMにかかる費用を抑えるポイント


化粧品OEMの費用は、化粧品の中身や容器にくわえて、サンプル品の作成や梱包・配送などにかかる費用も含まれます。


対応可能な最小ロット数や無料で作成できるサンプルの回数を確認することで、費用を安く抑えることにつながります。


石堂硝子は、素材や形状などニーズに幅広くお応えする、バラエティに富んだオリジナル容器や付属品をご用意している化粧品容器メーカーです。内容物に最適な容器をご希望の数量で企画・開発いたします。


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