
ホットスタンプのカラーバリエーションが知りたい!
化粧品容器の第一印象を一瞬で格上げするホットスタンプ印刷(箔押し)は、高級感やブランドイメージを伝える加飾方法として有効です。シンプルなボトルやジャーでも、箔の輝きや質感を加えるだけで、一段と洗練された仕上がりになります。
ここではホットスタンプの基本から、印刷方法の特徴、そして箔見本帳で選べる多彩なバリエーションまでをご紹介します。
ホットスタンプとは?

ホットスタンプ(熱転写箔)は、金属光沢やマット質感の箔を熱と圧で転写する印刷方法です。シルクスクリーン印刷では再現しにくい立体感と輝きを持たせられるのが、ホットスタンプ印刷の最大の魅力です。
金や銀など、キラキラとした輝きのある印刷ができるため、商品のロゴマークや、製品名などに採用されるケースがあります。比較的細いラインもしっかり印刷可能なため、スキンケア・ヘアケア問わず幅広い化粧品容器のデザインで選ばれています。
箔の仕組み
このイラストのように、箔を拡大するとホットスタンプ箔は複数の層から出来ており、耐熱フィルムに離型層、着色層、接着層が積層されたフィルムで、高発色で耐久性にも優れています。

- キャリアフィルム: 主にPET フィルムが使われ、各層を支えます。
- 離型層:ベースフィルムから箔が剥がれやすくなる層です。
- 着色層:箔の色彩を決める層です。
- 蒸着層(金属層):アルミニウムなどを真空蒸着した層で、金属光沢を表現します。
- 接着層:熱と圧力が加わることで活性化し、被写体に箔を接着させます。
化粧品容器の印刷以外にも、パッケージ、文具、家電、自動車部品など、さまざまな製品のデザインや機能性向上に広く利用されています。ただし、細かすぎる線やデザインはキレイに表現出来なかったり、文字がつぶれてしまったりするため、太さやサイズ感は相談しながら決めていくのが良いでしょう。
ホットスタンプの印刷方法
ホットスタンプの印刷方法は、容器の形状に合わせて行われます。
代表的な方法は次の2 つです。
01 |
アップダウン式
平面や天面など、比較的フラットな部分への印刷に適した方式。
金型が上下に動いて箔を押し付けるシンプルな工程で、コンパクトやジャーの蓋、平らなボトル面のロゴ印刷に向いています。
版代も比較的抑えやすく、小ロットや試作段階で採用されるケースが多いのが特徴です。
02 |
ラウンド式
円筒形のボトルやチューブに一周ぐるりと印刷できる回転方式。ボトルを回転させながら熱圧を加えるため、曲面全体に途切れのないラインやパターンを美しく施せます。
スキンケアのローションボトルやヘアケアのシャンプーボトルなど、立体的な容器でもデザインの自由度が高く、ブランドの世界観を存分に演出できます。
選べるカラーバリエーションは?

それでは、ホットスタンプ箔のカラーバリエーションをご紹介します。
石堂硝子では「箔見本帳」を使って、ご希望の色見に近い箔カラーを提案しています。同じ金色でも、黄色の濃淡が細かく分けられているので、黄色みが強い金色だったり、シルバーに近いシャンパンゴールドのような金色も選べます。

※ゴールドでもかなりのバリエーションがあります。詳しくはお問い合わせください。
また、ツヤの有無しも選ぶことが可能で、容器や付属品のイメージ合わせてどちらが良いか決めることができます。企画段階で実際の箔を見ながら検討できるため、ブランドカラーや容器素材との相性を確かめつつ選択できます。
ホットスタンプ印刷の対応ロット数

ホットスタンプ印刷は、基本1000 ロットからご案内しています。1000 ロット~の化粧品企画で、印刷デザインにホットスタンプでロゴなどの印刷をしたい場合はぜひご相談下さい。
1000 個未満の場合は、ラベル印刷で箔押し印刷などをご検討頂けます。
まとめ
ホットスタンプ(箔押し)印刷についての解説と、箔のカラーバリエーションを紹介しました。
ホットスタンプは、
- 金や銀などの金属光沢の印刷が可能で高級感を演出できる
- 曲面や平面にも対応できる
- 箔見本帳から希望に沿った箔を選べる
といった特徴から、化粧品容器の加飾において「ロゴを高級感のあるイメージにしたい」「製品名を金色で目立たせたい」などのイメージされている方は、ぜひご検討ください。
ショールームでは箔見本帳だけではなく、ホットスタンプ印刷を施した実績品も多く展示しています。実際に目で見てみたい方はショールームまでお越しください。(ショールーム予約フォームよりご希望のお日にちやお時間などを書き込みの上予約頂くと、スムーズにご案内ができます。)
また、印刷方法についてのお悩みや、その他容器についてのご相談は「お問い合わせフォーム」よりお気軽にご相談ください!
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