
化粧品容器の「プラマーク」とは? 材質表示との違いと基本の考え方
※こちらの記事は2025年12月18日時点の情報を元に執筆しています。
化粧品容器や日用品でよく見かける「プラマーク」。「そもそもプラマークって何?」「材質表示とは違うの?」「化粧品容器には必ず入れないといけないの?」本記事では、プラマークの基本から、化粧品容器ならではの注意点までをまとめました。あわせて、すぐに使えるプラマークのaiデータについてもご案内します。
プラマークとは?

プラマークとは、プラスチック製の「容器包装(※1)」であることを示す識別表示です。家庭から排出されるゴミの分別や収集をしやすくするため、その容器包装が「プラスチック製」であることを示す目的で表示されます。
日本では「資源有効利用促進法(※)」に基づき、条件に当てはまる場合は表示が義務付けられています。化粧品に限らず、食品や日用品などさまざまな分野で使用されており、消費者にとっては身近な表示のひとつです。
※1 容器包装 基本的に「物を入れ、又は包むもの」。また、他の部分と一体となって、「物を入れ、又は包むもの」の一部として使用されるもの(栓、ふた、中仕切り等)
※2 資源有効利用促進法 平成13年4月に施行された資源の有効な利用の促進に関する法律
材質表示とは?プラマークとの違い
化粧品容器では、プラマークとあわせて「PE」「PP」「PET」といった表記を目にすることがあります。これが材質表示です。
材質表示の役割
材質表示は、その容器や部品がどの素材(樹脂)で作られているかを示す情報です。
プラマークとの違い
両者は似ているようで、役割が異なります。
- プラマーク分別・リサイクルのための識別表示
- 材質表示素材情報を補足するための表示
そのため、実務上は【プラマーク+材質表示】を併記するケースが多く見られます。
プラマークと材質表示の表示例
化粧品容器でよく見られる表記例は、以下のようなものです。複合材質、複合素材については、主要な材料に下線を付すことが推奨されています。一括で表示する場合は、役割名(キャップなど)と材質記号の間にコロン(:)を付けます。

化粧品容器にプラマークは必要?
基本ルール
化粧品容器の場合、プラスチック製の「容器包装」が含まれていると、プラマーク表示の対象となるケースがあります。一般的には、以下の条件に当てはまるかどうかが判断のポイントになります。
- 中身(化粧品)を入れて販売される容器である
- 容器本体、またはキャップ・中栓・ポンプなどの付属部分にプラスチック製の容器包装が含まれている
- 法令上の「容器包装」に該当する
ガラス瓶は識別表示が義務付けられていませんが、本体がガラス瓶であってもプラスチック製のキャップや中栓が一体となって販売される場合は、そのプラスチック部分についてプラマーク表示が必要になることがあります。
表示スペースが確保できない場合は?
原則として、プラマークは容器包装への表示が必要ですが、小さい容器や特殊な形状の容器など、物理的に表示スペースが確保できない場合は、識別表示の省略が認められるケースがあります。
サンプル・試供品は?
化粧品業界ではサンプルや試供品などを製造するケースも多くあります。「サンプル」「見本」などの表示がされており、通常の商品と明確に区別できる場合は識別マークは必要がありません。
プラマークのサイズについて
プラマークには最低サイズの目安があります。
- 印刷・ラベル:一辺6mm以上、文字は6pt以上
- 刻印・エンボス:一辺8mm以上、文字は8pt以上
容器サイズや印刷方法、加飾とのバランスを見ながら、デザイン検討することが重要です。

すぐ使える!プラマークaiデータのご案内
まとめ
プラマークは、プラスチック製の容器包装であることを分かりやすく伝えるための表示です。化粧品容器では、本体や付属品など複数の部品で構成されることが多いため、どの部分が対象になるのかを整理して考えることが大切です。基本的な考え方を押さえておくことで、容器デザインや表示検討をよりスムーズに進めることができます。
化粧品容器の材質やデザインなどご不明点があれば、ぜひ石堂硝子にご相談ください。
※本記事は、化粧品容器を取り扱う立場から、プラマークの基本的な考え方を分かりやすくご紹介することを目的としています。実際の表示の要否や表記内容については、製品の仕様や販売形態によって異なる場合があります。気になる場合は、関係法令や公的資料をご確認いただくことをおすすめします。
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