
OEMで製造できるメンズコスメの種類と開発の流れ
数ある化粧品のなかでも、昨今、注目を集めているのが“メンズコスメ”です。美容に気を遣う男性が増えていることを受けて「メンズコスメをOEM開発して、新たなビジネスを始めたい」と思われる担当者さまもいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、OEMメーカーに委託可能なメンズコスメの種類や、企画から製造までの流れを解説します。
メンズコスメ市場はどうなっているのか
近年、男性の美容意識が高まっており、それに伴ってメンズコスメ市場は急速に拡大しています。
そのきっかけとなった出来事の一つには、新型コロナウイルスの流行が挙げられます。新型コロナウイルスの感染拡大の影響でWeb会議が普及し、以前よりも画面に映った自分の姿と向き合う時間が増加しました。これにより、健やかな肌を保ったりメイクで印象を良くしたりすることが、身だしなみの基本として浸透してきているわけです。
また、男性アイドルや美容系のインフルエンサーの人気上昇も相まって、若い世代を中心にメンズコスメを手にとる男性が増えています。こうした背景から、今後も市場は成長していくと予想されます。
OEMで製造できるメンズコスメ
OEM開発できるメンズコスメには、さまざまな種類があります。いずれの場合も男性の肌の特徴である、分泌量の多い皮脂や内側で起こる乾燥にアプローチする製品に仕上げることがポイントです。
①スキンケア用品
メンズコスメのなかでも特に人気を博しているのが、スキンケア用品です。肌の美しさは清潔感のある印象にもつながるため、化粧水や乳液、美容液などを使ってケアする方が多いと考えられます。
また、男性が抱える髭の悩みを解決する、シェービングフォームや髭剃り後のケア用品は手にとってもらいやすい傾向にあります。男性だからこそ使う意味のある商品をOEM開発すれば、顧客のニーズを満たせるはずです。
②メイクアップ用品
メイクアップ用品の製造にもOEMを活用できます。
「男性もメイクをするのかな」と思われるかもしれませんが、“メンズメイク”は、近年のトレンドの一つです。今後も、Web会議をはじめとしてカメラ映りを意識する機会があることから、男性が使用するメイクアップ用品の需要は高いといえます。
特にメイクの基本となる、ファンデーションやフェイスパウダー、アイブロウといったアイテムが注目を集めています。
③ボディケア用品
男性の美容意識が向けられているのは、決して顔だけではありません。OEM開発も可能な人気のメンズコスメとしては、ボディケア用品も挙げられます。
男性が使用するボディケア用品は、スクラブや入浴後のクリーム、制汗剤などさまざまです。オールシーズン活躍するアイテムはもちろん、肌の露出が増える時期に役立つアイテムを求める男性は多い傾向にあります。一般的に、中身や容器が決定してから量産するまでには数ヶ月を要します。ニーズを満たす商品を販売するためにも、OEMメーカーに製造を委託する時期を見極めるのが賢明です。
④ヘアケア用品
男性に多い悩みである薄毛の緩和につながるヘアケア用品も、OEM開発できるメンズコスメの一つです。
そして薄毛の悩みを解決するほか、においも対策可能な製品に高い需要があります。男性の肌は女性よりも皮脂が多く、頭皮のにおいを気にする方が多いためです。
ですから、薬用育毛剤やアミノ酸系のシャンプー、トリートメントなどのヘアケア用品は、顧客に喜ばれるメンズコスメとなります。
メンズコスメをOEMで製造する流れ
OEMを活用してメンズコスメをつくるにあたっては、企画から製造までの流れをきちんと押さえておきたいところです。
▼メンズコスメをOEM開発する流れ
- 市場調査を実施してターゲットを決める
- メンズコスメのコンセプトを設定する
- OEMメーカーを選ぶ
- OEMメーカーに要望を伝える
- 容器やパッケージデザインを決める
- 試作品を評価する
- 製造を開始する
メンズコスメを製造する際は、男性の肌質やライフスタイルに合わせて、成分を選んだりコンセプトを設定したりすることをおすすめします。
また、男性の心をつかむメンズコスメを生み出すためには、製造を委託するOEMメーカーの選定が重要となります。メンズコスメに対する専門的な知識があるメーカーへの委託が、ビジネスを成功させる鍵です。
OEMでメンズコスメを製造する際に注目するポイント
最後に、メンズコスメをOEM開発する際に注目したいポイントをお伝えします。
化粧品のテクスチャー・使用感
先述のように、男性は女性よりも皮脂の分泌量が多い傾向にあります。そのため、ベタつかず、さっぱりとした使い心地のメンズコスメに仕上げることがポイントです。
また美容意識が高まってきたとはいえ、コスメに慣れていない男性は少なくありません。工程が多いと面倒に感じて手にとってもらえない可能性もありますから、誰でも簡単にケアできるコスメの開発を意識することが大切です。
特に、それ一つでケアが完了するオールインワンタイプのコスメはシンプルで使いやすいため、初めてのスキンケアアイテムとしてニーズを満たすアイテムといえるでしょう。
容器
男性でも手にとりやすい容器の使用も、メンズコスメをOEM開発するポイントの一つです。
女性の場合は効果や使用感のほか、おしゃれで華やかな見た目にときめくことが購入を後押しする要因となりえます。
しかし男性の場合は、こうした要素を取り入れたからといって「買おう」と思ってもらえるとは言い切れません。コスメの容器やパッケージデザインが派手すぎると「欲しいけど、手を出しにくい……」と、かえって購入を躊躇する原因となる可能性があります。
ですから、男性でも気軽に購入できるような容器やパッケージデザインの考案が重要です。メンズコスメには、黒や白などの落ち着いたカラーを使用するほか、シンプルかつスタイリッシュな角型の容器や、1回で使う量が分かりやすいポンプタイプの容器を選ぶことがおすすめです。
まとめ
この記事では、メンズコスメのOEM開発について以下の内容をお伝えしました。
- メンズコスメ市場はどうなっているのか
- OEMで製造できるメンズコスメ
- メンズコスメをOEMで製造する流れ
- OEMでメンズコスメを製造する際に注目するポイント
近年、男性の美容意識が高まっていることを受け、今後もメンズコスメ市場は成長していくと考えられます。メンズコスメをOEM開発する際には、男性の肌質に合うテクスチャーなのか、また手にとりやすい容器かどうかに注目することがポイントです。
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