シュリンク包装とは?

シュリンク包装とは?化粧品容器で使われる理由とメリット

化粧品容器を手に取ったとき、ボトル全体をぴったりと包むフィルムを使用した包装が「シュリンク包装」です。「シュリンクフィルム」「シュリンクラベル」とも呼ばれ、フィルムを加熱して容器に密着させることで、美観・保護・改ざん防止など複数の目的を同時に果たします。

本記事では、シュリンク包装の仕組み・役割・メリット・最新素材の動向を、化粧品容器の視点から詳しく解説します。

目次[非表示]

  1. 1.シュリンク包装とは?基本原理と仕組み
    1. 1.1.定義:加熱すると収縮するフィルムで容器を密着包装する方式
    2. 1.2.仕組み:加熱 → フィルム収縮 → 容器にフィット
    3. 1.3.他の包装方法との違い
  2. 2.化粧品容器におけるシュリンク包装の役割・目的
    1. 2.1.未開封の証明
    2. 2.2.ブランド表現(容器デザイン・製品情報・責任表示など)
    3. 2.3.輸送・保管中の保護
  3. 3.シュリンク包装のメリット・デメリット
    1. 3.1.メリット
    2. 3.2.デメリット
  4. 4.シュリンクフィルムの種類と最新技術
  5. 5.まとめ

シュリンク包装とは?基本原理と仕組み

定義:加熱すると収縮するフィルムで容器を密着包装する方式

シュリンク包装とは、熱で収縮する性質をもつフィルムを使い、容器にぴったり密着させて包む包装方法のことです。

化粧品ボトルやチューブなどを透明なフィルムで覆い、加熱によってフィルムを縮ませ、容器にフィットさせています。

仕組み:加熱 → フィルム収縮 → 容器にフィット

化粧品容器におけるシュリンク包装の役割・目的

シュリンク包装の工程は以下の通りです。

  1. 容器にフィルムを被せる

  2. 加熱(熱風・スチーム・赤外線など)によってフィルムを収縮させる

  3. 容器の形状に沿ってぴったり密着させる

このとき、フィルムにはあらかじめ分子配向(フィルムを引き伸ばすことで分子が一定方向に整列すること)が施されており、加熱によって元の状態に戻ろうとする性質を利用しています。

他の包装方法との違い

化粧品容器の包装には、シュリンク包装以外にもキャップシールやラベル貼付など、さまざまな方法があります。

それぞれの目的や仕上がりに合わせた最適な用途を理解することが、適切な包装選定につながります。

ここでは、代表的な包装手法とシュリンク包装の違いを比較します。

包装方式

特徴

主な目的

キャップシール

キャップ部分だけを保護

開封防止・液漏れ防止

ラベル貼付

容器の一部にラベルを貼る

デザイン・情報表示

シュリンク包装

ボトル全体、もしくはキャップを含む容器全体を覆い密着

・保護+デザイン

・未開封証明(キャップを含むシュリンク包装の場合)

シュリンク包装は、1つの工程でさまざまな機能をまとめて実現できる点が大きな特徴です。

化粧品容器におけるシュリンク包装の役割・目的

シュリンク包装とは?基本原理と仕組み

未開封の証明

シュリンク包装は、開封時にフィルムが破れる仕組みのため、「未開封の証明」として機能します。消費者にとっては製品の安全性や信頼性を確認できる要素であり、店舗販売・EC販売を問わず安心感につながります。

ブランド表現(容器デザイン・製品情報・責任表示など)

フィルム全体にデザインを印刷できるため、ブランドの世界観を全面で表現できます。光沢感以外に、マット加工・グラデーション・透過デザインなど、印象的な仕上がりを演出することも可能です。

輸送・保管中の保護

輸送や陳列中にキャップが緩む、液漏れが起こるなどのトラブルを防ぎます。密着性の高いフィルムが外圧や振動から容器を保護します。

シュリンク包装のメリット・デメリット

メリット

  • 衛生面で優れている(密閉性・異物混入防止)

シュリンクフィルムで容器全体を覆うことで、輸送や陳列中の汚れや埃の付着を防ぎます。

  • デザインの自由度が高い(全面印刷デザイン可能)

フィルム全面にフルカラー印刷が可能で、容器形状を問わずデザインの自由度が高いです。ブランドの世界観を一体感のあるビジュアルで表現できます。

  • 印刷ずれが起きにくい

シルクスクリーン印刷のように1色ごとに版を変える必要がないため、ズレが発生しにくく、精度の高い仕上がりが得られます。

  • 汎用性が高く、さまざまな形状容器に対応可能

熱収縮によってフィルムが形に沿って密着するため、円筒形・角形・変形容器などにも対応可能です。

デメリット

  • リサイクル時の分別負担が大きい

フィルム部分を剥がす必要があり、消費者や回収現場の負担が増える可能性があります。近年は易剥離フィルムや環境対応デザインの開発が進んでいます。

  • 特色再現の難易度が高い(CMYK印刷)

シュリンク印刷はフルカラー(CMYK)での印刷が主流のため、企業ロゴなどの特色指定(DIC・PANTONE)の再現に限界があります。CMYKで表現が難しい色目については色目再現の難度が上がります。

シュリンクフィルムの種類と最新技術

シュリンク包装に使用されるフィルムには、素材によって特性や用途が異なる複数の種類があります。透明性・収縮率・耐熱性・環境適合性などのバランスを考慮して選ぶことで、仕上がりや生産効率が大きく変わります。

近年は、従来型素材(PVC・PET・OPS)に加え、バイオマス配合型やリサイクル対応型などの新素材も登場しています。

ここでは、それぞれの特徴と最新トレンドを比較して紹介します。

分類

主な素材

特徴・用途

従来型フィルム

PVC、PET、OPSなど

加工性が高く、コストを抑えられる。PETは透明性に優れる。

バイオマス配合型

サトウキビ由来PEなど

再生可能資源を活用し、CO₂排出削減を目指す。

リサイクル適合型

容易剥離フィルム/マテリアルリサイクル対応品

廃棄時の分別を容易にし、環境負荷を軽減。/廃棄物などを再利用。

CO2削減型など環境性能のあるフィルムの技術開発が進んでおり、環境負荷を減らす選択が可能になっています。

まとめ

この記事では、化粧品容器におけるシュリンク包装について以下を解説しました。

  • シュリンク包装とは?基本原理と仕組み

  • 化粧品容器におけるシュリンク包装の役割・目的

  • シュリンク包装のメリット・デメリット

  • シュリンクフィルムの種類と最新技術

シュリンク包装は、衛生面・デザイン性・保護性を高いレベルで両立できる包装方法です。熱収縮による密着構造は、未開封の証明にもなり、ブランド価値を守る重要な役割を果たします。

今後は、環境配慮型素材やリサイクル設計との両立が進み、より持続可能な包装方法としての発展が期待されます。

石堂硝子では、シュリンクフィルムの使用実績があるので印刷やデザインのご相談も承っています。製品仕様やデザインでお悩みのご担当者さまは、ぜひ一度お問い合わせください。

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