
化粧品容器に使われるガラスの種類と違い
ガラスの化粧品容器は、プラスチックにはない質感や質感や重量感から、スキンケアやフレグランス製品を中心に広く採用されています。
本記事では、化粧品容器で使われる代表的なガラス素材の種類と特徴をわかりやすく解説します。
目次[非表示]
- 1.ガラス容器が化粧品分野で選ばれる理由
- 2.主なガラスの種類と特徴
- 2.1.ソーダ石灰ガラス
- 2.2.ホウケイ酸ガラス(硬質・耐熱ガラス)
- 2.3.ガラス素材の比較表(用途別・特性別)
- 3.注意点
- 4.まとめ
ガラス容器が化粧品分野で選ばれる理由
化粧品容器にガラスが選ばれるのは、見た目だけでなく、機能面と環境面での利点があるためです。
- 高級感とブランド価値の演出
ガラス特有の透明感は、化粧品を美しく見せることができ、ブランドの高級感を高めます。
厚みのあるガラスボトルは、重厚でラグジュアリーな印象を与えます。
- 保存性・遮光性・耐薬品性
ガラスは外部からの条件変化に強く、内容物が変質しにくいという特性があります。
また、着色ガラスを用いることで、紫外線や光による品質劣化を抑える効果が期待できます。
- リサイクル可能で環境配慮型
プラスチックに比べてリサイクルが可能なため、環境負荷を抑えられるのも特徴です。
サステナブルな素材として、環境配慮型ブランドの間で注目が高まっています。
主なガラスの種類と特徴
化粧品容器に使われるガラスは、主に以下の3種類に分類されます。
ソーダ石灰ガラス
もっとも一般的なガラスで、化粧品用容器などに幅広く使用されています。量産に適しており、コスト面でも優れています。
項目 | 内容 |
主な原料 | 珪砂、ソーダ灰、石灰石、カレット(再生ガラス) |
原料の特徴 |
|
特徴 |
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ホウケイ酸ガラス(硬質・耐熱ガラス)
ソーダ石灰ガラスに比べ、ホウ酸やアルミナを多く含む「硬質ガラス」です。
耐熱性・耐薬品性・寸法安定性に優れており、理化学器具やスポイトの管ビン、高級化粧品容器などに使われます。
項目 | 内容 |
主な原料 | 珪砂、ホウ酸、酸化アルミニウム、少量のソーダ灰・酸化カリウム |
原料の特徴 |
|
特徴 |
|
ガラス素材の比較表(用途別・特性別)
化粧品容器に使われるガラスは、素材によって特性や適した用途が大きく異なります。
下表は、主要な3種のガラスを耐熱性・コスト・加工性などの観点で比較したものです。製品開発時の素材選定の参考にしてください。
種類 | ソーダ石灰ガラス | ホウケイ酸ガラス |
耐熱性 | △ | ◎ |
耐薬品性 | △ | ◎ |
コスト | ◎ | △ |
加工性 | ◎ | △ |
重量 | やや重い | 重い |
デザイン性 | 高い透明感 | 上品で高級感あり |
主な用途 | 一般化粧品容器、香水瓶 | スポイト管 |
注意点
ガラス容器には多くの利点がある一方で、いくつか押さえておきたい注意点があります。
輸送時の破損リスク
ガラスはプラスチックに比べて割れやすいため、緩衝材や梱包設計がより重要です。
コストと品質のバランス
ホウケイ酸ガラスは高性能ですが、コストが高くなる傾向があります。
加工自由度と物性の制約
プラスチックに比べて成型自由度が低く、軽量化や形状の複雑さには限界があります。
素材の特性を理解しておくことで、成型や加工など後工程でのトラブルを防ぎ、より完成度の高い製品につながります。
まとめ
この記事では、化粧品容器に使われるガラス素材の種類と違いについて以下を解説しました。
ガラス容器が化粧品分野で選ばれる理由
主なガラスの種類と特徴
ガラス素材の比較
注意点
それぞれのガラスについて、中身の性質・デザイン・コストのバランスを踏まえて選ぶことがポイントです。
ガラスの基礎知識を理解しておくことで、成型や加工など後工程でのトラブルを減らし、より品質の高い製品づくりにつながります。
石堂硝子では、製品用途やデザインに応じた最適なガラス容器のご提案が可能です。化粧品容器の素材選びでお悩みのご担当者さまは、ぜひ一度お問い合わせください。
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