化粧品容器の選び方のポイントは? 化粧品OEMで容器が重要な理由も解説
化粧品の開発においては、内容物の効果や成分にこだわるのと同じように、容器選びも重要な要素です。しかし、自社のノウハウが不足しており、「適切な容器を選びたいけど、基準がよくわからない」とお悩みの化粧品メーカーの担当者さまもいるのではないでしょうか。
本記事では、化粧品容器の選び方を、化粧品OEM(Original Equipment Manufacturing:オリジナル・イクイップメント・マニファクチャリング)で容器が重要な理由とともに解説します。
目次[非表示]
- 1.化粧品OEMで容器が重要な理由
- 1.1.①ブランドイメージを構築するため
- 1.2.②ユーザーの利便性を向上させるため
- 1.3.③化粧品を保護するため
- 2.化粧品容器の調達方法
- 3.化粧品容器の選び方
- 3.1.①内容物に合わせて選ぶ
- 3.2.②デザイン性で選ぶ
- 3.3.③コストで選ぶ
- 4.まとめ
化粧品OEMで容器が重要な理由
化粧品OEMとは、自社で販売したい化粧品の製造過程を専門の企業に委託することです。
化粧品を製造・販売するうえで、容器選びは力を入れるべき項目の一つですが、その理由をご存じでしょうか。ここでは、化粧品OEMで容器が重要な3つの理由を解説します。
①ブランドイメージを構築するため
化粧品容器は、商品のブランドイメージを伝える重要な要素です。化粧品OEMで容器を選ぶ際は、デザインだけでなく、形状や材質も商品に合わせることで、消費者に商品のコンセプトや価値をアピールすることができます。
たとえば、オーガニックコスメであれば、アースカラーでナチュラルな印象を与える容器を選んだり、高級ラインの化粧品なら、光沢感のあるガラス容器を採用したりといった工夫を施せます。多くの化粧品のなかから、消費者に自社商品を購入してもらうには、商品の魅力を引き出せる容器選びが欠かせません。
②ユーザーの利便性を向上させるため
ユーザーの利便性向上という点においても、化粧品OEMでの容器選びは重要です。容器の形状は、商品の使い勝手の良さや、持ち運びの便利さに影響を与えるためです。
適量を簡単に出せるようにポンプ・スプレーボトルを選ぶほか、外出先でも手軽に使えるようコンパクトサイズも採用するなど、ユーザーにとっての利便性を向上させることで、顧客満足度も高められます。
③化粧品を保護するため
内容物の保護という観点も、化粧品OEMで容器が重要な理由の一つです。
化粧品の成分のなかには、光や熱などの影響を受けて劣化するものや、酸素や水分が透過すると変質してしまうものがあります。適切な密封性や耐久性を備えた容器を使用することで、商品の品質を保ち、本来の効果を十分に発揮できるようになります。
化粧品容器の調達方法
化粧品OEMで化粧品を製造する場合、容器を調達するには、化粧品容器メーカー、あるいは製造を委託した化粧品OEMメーカーに依頼する2つの方法があります。ここからは、それぞれのメリットを紹介します。
①化粧品容器メーカーに依頼する
化粧品容器の調達を化粧品容器メーカーに依頼すると、次のメリットを得られます。
▼化粧品容器メーカーで容器を調達するメリット
- 商品のコンセプトに合ったイメージ通りの容器を選べる
- オリジナルの容器を開発することもできる
- メーカーと直接やりとりすることで形状の要望を叶えられる
化粧品のコンセプトに沿って、容器や容器に付属するキャップ、ポンプなど、多くのバリエーションからこだわりの組み合わせを選んだり、オリジナルの容器をつくれたりするのが、化粧品容器メーカーに依頼する何よりのメリットです。メーカーと話し合いを重ね、使用場面や購入サイクルなどに合わせて、形状や容量も思い通りに仕上げることができます。
②製造を委託した化粧品OEMメーカーに依頼する
製造を委託した化粧品OEMメーカーに、容器もそのまま依頼する際のメリットは、以下の通りです。
▼製造を委託した化粧品OEMメーカーで容器を調達するメリット
- 依頼者側で容器の在庫を抱えるリスクがない
- ワンストップでの打ち合わせができる
化粧品OEMメーカーに容器も用意してもらえれば、依頼者側で容器の在庫を抱えずに済みます。既製品の容器であってもさまざまな種類があり、印刷技術によって、コストを抑えつつもオリジナル感のある見た目に仕上げることも可能です。
また、化粧品の製造から容器の選定、内容物の充填まで一貫して依頼できるため、打ち合わせの効率化も図れます。
化粧品容器の選び方
化粧品容器にはさまざまな種類があるため、自社の化粧品にどの容器を採用するべきか迷うかもしれません。そこでここからは、化粧品容器を選ぶ際に知っておきたい、3つのポイントを解説していきます。
①内容物に合わせて選ぶ
前提として、内容物に適した化粧品容器を選ぶ必要があります。内容物によって、粘度や使用条件などが異なり、種類次第ではそもそも保管できない可能性があるためです。
化粧品容器の主な形状として、チューブやジャー、ボトルが挙げられます。粘度の高いクリームやジェルタイプの化粧品ならチューブやジャーが、粘度の低い化粧水や乳液などにはボトルが適しています。
また、使用条件によって、内容物の酸化や分離などの影響が出る場合があるため、内容物と化粧品容器の材質の組み合わせに問題がないかを確認することも欠かせません。
②デザイン性で選ぶ
デザインも、化粧品容器を選ぶ際に重視したいポイントです。商品のイメージやコンセプト、ターゲットに適したデザインの容器を採用することが、商品の魅力を引き出し、消費者に購入してもらうことにつながります。
特に、昨今ではSNSが発達しており、化粧品容器の見た目が評価されることで、拡散される可能性があります。宣伝効果による売上アップも期待できるため、写真映えも意識したいところです。
③コストで選ぶ
化粧品容器を選ぶ際は、費用面を考慮することも忘れてはなりません。理想の材質やデザインばかりを追い求めて、容器代ばかりかさむと、生産を続けることが難しくなるためです。
容器の着色や製造数などによっても価格は変動するため、化粧品容器の製造を依頼したメーカーの担当者と相談のうえ、販売する化粧品に見合った容器を選択することが大切です。
まとめ
この記事では、化粧品容器の選び方について以下の内容を解説しました。
- 化粧品OEMで容器が重要な理由
- 化粧品容器の調達方法
- 化粧品容器の選び方
化粧品OEMでは、内容物はもちろん容器選びも成功の鍵を握るため、内容物との相性やデザイン、コストなどを考慮したうえで容器を選ぶ必要があります。
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