化粧品の捨て方に決まりはある? 分類や捨てるタイミングも解説

化粧品の捨て方


「使わなくなった化粧品って、どう処分すればいいの」とお困りになった経験はありませんか。
特に、内容物が残っている化粧品は、そのまま捨ててよいのか判断が難しいものです。
容器の材質も多種多様なため、分別の際にも混乱してしまうかもしれません。

今回は、化粧品をごみとして捨てる際のルールから、分類や実際の捨て方までを解説します。



化粧品の捨て方の基本

化粧品の捨て方の基本

化粧品を捨てる際、その種類にかかわらず以下の流れに沿うことが基本となります。


▼化粧品を捨てる際の基本の流れ

  1. 内容物と容器を分ける
  2. 内容物をその種類に応じて適切に処分する
  3. 容器を自治体のルールに従って処分する

最初に内容物と容器を分けます。その際、内容物はその種類(固体、液体、パウダーなど)にあわせて、工夫して処分しなくてはなりません。この理由については次の項で説明しておりますので、引き続きご覧ください。


残った容器は、自治体のルールに従って捨てれば問題ありません。ただし、自治体ごとにごみの分別ルールは異なるため、お住まいの地域ではどのように分別する決まりになっているのかを、きちんと把握しておく必要があります。この点も、後ほど詳しく説明いたします。



化粧品の内容物と容器を分ける理由

化粧品の内容物と容器を分ける理由

なぜ、化粧品を捨てる際に内容物と容器を分ける必要があるのでしょうか。

内容物と容器は、ごみとしての分類が異なります。内容物は基本的に可燃ごみですが、容器はその材質や、廃棄する時点での汚れ具合などで分別の仕方が変わるため、まとめて捨てることができません。


また、特に液状の化粧品の場合、そのほうが楽だからといって、分けた内容物を排水溝に流して処分してはなりません。化粧品は油分や化学物質を多量に含んでおり、深刻な水質汚染につながる可能性があるためです。


不用意な行動から環境汚染を招かないためにも、内容物は適切に処分する必要があります。液状の化粧品は紙やタオルに吸わせる、パウダー状のものは掻き出してビニール袋にまとめるなどしてから、可燃ごみに捨ててください。



化粧品容器の分類と捨て方

化粧品容器の分類と捨て方

化粧品容器は、用いられている材質、あるいは形状によって捨て方が変わります。以下に、代表的な材質・形状ごとの捨て方を整理しました。


なお、各ごみの扱いは自治体ごとで異なるため、必ずしも下記の通りとならない可能性がある点には、ご留意ください。


①プラスチック

容器に”プラマーク”があるものは、プラスチックごみとして資源ごみに出すことが可能です。ただし、残った内容物を取り出せなかったり、ひどく汚れていたりする場合は、可燃ごみか不燃ごみとして捨てることになります。具体例としては、ファンデーションやマスカラなどが挙げられます。


また、一部”プラマーク”がついていないプラスチックも存在しますが、それも可燃ごみか不燃ごみに出すのが一般的です。


②ガラス

ガラス容器も、キレイであれば資源ごみ、汚れているか中身が出しきれない場合には不燃ごみ、という分別になります。


口紅やリップグロスなど、本体がガラスびんでキャップがプラスチックという構造になっている場合は、分解してからそれぞれの分類で捨ててください。また、パフやパレットなどの小さい付属品は、分けて可燃ごみに捨てれば問題ありません。


③金属

容器の一部に金属が用いられている場合は、ほかのパーツから分離させたうえで、資源ごみか不燃ごみとして出します。


ですが、化粧品のつくり次第では、パーツが細かすぎて分離させるのが難しい場合があるかもしれません。そのようなときは、含有されている金属の割合がごく僅かであれば、可燃ごみや不燃ごみに出しても問題ないとされています。


④スプレー缶

スプレー缶は、基本的に使い切ってから捨てるのが前提です。内容物が残っている場合は、必ず、風通しの良い屋外でガス抜きしてください。なお、空になったスプレー缶に穴を開ける必要がない自治体も増えてきています。必ず自治体のルールを確認してから、穴を開けるかどうかを判断してください。


一点、スプレー缶を捨てる際は、ほかのごみと一緒の袋に入れないことを絶対に忘れてはなりません。ほかのごみとともに収集車に回収されてしまうと、押しつぶされた際に残留していたガスが爆発する可能性があるからです。スプレー缶はスプレー缶だけで別の袋にまとめてから、自治体の指定する回収日に可燃ごみか不燃ごみとして出してください。



化粧品を捨てるタイミング

化粧品を捨てるタイミング

実は、化粧品には使用期限の目安が定められています。その期限が切れたものについては、もったいないですが捨てることをおすすめします。

化粧品の種類ごとの使用期限の目安は、以下の通りです。


▼化粧品の種類ごとの使用期限の目安一覧

化粧品の種類

使用期限の目安(開封後)

化粧水・美容液

6ヶ月程度

ファンデーション

1年程度

コンシーラー

1年程度

マスカラ

3ヶ月程度

アイライナー

3ヶ月程度

チーク

1年程度

保管状態によっては上記の期限よりも早く劣化する可能性があるため、あくまでも目安としてお考えください。



捨てる以外に化粧品を手放す方法

捨てる以外に化粧品を手放す方法

「まだ使える化粧品を手放したいけど、捨てるのはもったいないな……」と思われる方には、フリマアプリや買い取り業者の利用をおすすめします。不要になった化粧品を売ることで、ごみの排出量を少しですが減らせるうえに、新しい化粧品を買うための金銭も調達できます。


ただし、フリマアプリにせよ買い取り業者にせよ、ほとんど未使用に近い化粧品でなくては、まず買い取り先は見つかりません。フリマアプリなら、さらに使用回数の明記も必要です。買い取り業者に関しては、ブランド品以外はそもそも買い取りを受け付けていない可能性もあります。



まとめ

この記事では、化粧品の捨て方について以下を解説しました。

  • 化粧品の捨て方の基本
  • 化粧品容器の分類と捨て方
  • 化粧品を捨てるタイミング
  • 捨てる以外に化粧品を手放す方法

化粧品を捨てる際は、まず内容物と容器を分けたうえで、自治体ごとのルールに従ってそれぞれ処分する必要があります。特に容器に関しては、使われている材質やその形状、汚れの有無で捨て方が異なるため、誤った分別をしないように注意したいところです。

化粧品容器の材質についてご不明点があれば、ぜひ石堂硝子にご相談ください。100年ものあいだ化粧品に向き合ってきた石堂硝子であれば、ユーザーを第一に考えた化粧品容器をご提案することが可能です。

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