化粧品の剤型とは? 種類や適した容器を解説
化粧品を作るときは、目的に沿った剤型を選ぶ必要があります。また、化粧品の剤型によって使いやすい容器の種類は変わるため、化粧品容器の探し方も学んでおきたいところです。
そこで本記事では、化粧品の剤型の種類と、それぞれの剤型に合う化粧品容器を紹介します。
化粧品の剤型とは
剤型とは、化粧品の中身の状態を表す言葉です。例えば、液状やクリーム状、ジェル状などが挙げられます。
このような剤型を決定づけるのは、化粧品を作る際にベースとなる化粧品基剤です。化粧品基剤は水性成分と油性成分、そして界面活性剤によって構成されており、これらをどのようなバランスで配合するかによって、剤型に変化を加えられます。
化粧品基剤についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もご参照ください。
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化粧品の代表的な剤型と適した容器
すでにお伝えしたように、化粧品の剤型にはさまざまな種類があります。とはいえ、製品の目的や使用方法によって、採用される剤型はほとんど決まっています。以下では、化粧品の代表的な剤型について、その種類と製品例、それぞれに適した化粧品容器の例を表にまとめました。
剤型 |
剤型の概要 |
製品例 |
適した化粧品容器の |
液状 |
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クリーム状 |
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バーム状 |
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ジェル状 |
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半固形状 |
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固形状 |
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フォーム状 |
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粉状 |
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エアゾール状 |
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化粧品を製造するときは、その製品がどのような形状で使われることが多いのかを目安にして、剤型を決めるのがよいといえます。
剤型に適した化粧品容器を選ぶことの重要性
前項で紹介した通り、化粧品容器は、剤型に合ったものを選ぶ必要があります。これは、剤型に適した化粧品容器でなければ、中身を出しにくくなってしまうためです。
消費者にとって使いにくいものでは、商品に対する満足度が下がり、購入してもらえなくなるおそれがあります。このようなリスクを回避するには、化粧品の剤型に合った、使いやすい容器を採用することが大切です。
剤型に適した化粧品容器を探すには?
化粧品容器を探す際は、まず化粧品容器の製造を専業にしている化粧品容器メーカーに問い合わせるのがおすすめです。こうしたメーカーであれば、取引実績が豊富であるため、化粧品容器のバリエーションを数多く取り揃えています。気になる化粧品容器があったときは、サンプルを取り寄せたりショールームで実物を見たりして使用感を確認できる企業もあり、このような方法を活用して探すのがよいといえます。
化粧品容器メーカーでイメージ通りのものが見つからなかった場合は、化粧品以外の容器を製造しているメーカーを候補に入れるのも一案です。化粧品容器の製造を専業にしているメーカーと比較すると、品揃えは少なくなる可能性がありますが、目新しいデザインの化粧品容器を見つけられるかもしれません。
また、化粧品容器は、国内メーカー以外からでも調達できます。化粧品容器の専門商社が存在するため、理想の化粧品容器が国内で見つからないときは、海外メーカーも視野に入れて探すことを推奨します。
まとめ
この記事では、化粧品の剤型について以下を解説しました。
- 化粧品の剤型とは
- 化粧品の代表的な剤型と適した容器
- 剤型に適した化粧品容器を選ぶことの重要性
- 剤型に適した化粧品容器を探すには?
化粧品の剤型は、化粧品基剤の配合バランスによって、いくつかの種類に分けられます。化粧品を製造するときは、その製品がどのような形状で使われることが多いのかを目安にし、適した剤型を選ぶのが望ましいといえます。
剤型を決定したら、それに合った化粧品容器を見つけることも大切です。化粧品容器を探すなかで「剤型に適した容器が見つからない」とお困りであれば、ぜひ石堂硝子にお問い合わせください。
石堂硝子では、化粧品容器の素材や形状、加飾などの幅広いニーズにお応えしつつ、中身に最適な商品をご提案いたします。ショールームにて、化粧品容器を実際に手に取っていただくことも可能です。
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