OEMで製造できるクレンジングと保管する容器の種類を紹介
OEMでクレンジングの製造を検討する際は、メーカーに依頼できる種類をあらかじめ確認しておきたいものです。また、クレンジングの種類ごとに推奨される容器の形状も把握しておくと、商品開発がスムーズに運びます。
そこで本記事では、OEMで製造できる8種類のクレンジングを、それぞれの種類で推奨される容器の形状とともに紹介します。
OEMで製造できる主なクレンジングの種類
OEMでは主に、以下の8種類のクレンジングを製造することができます。
▼OEMで製造できる主なクレンジングの種類
- クレンジングオイル
- クレンジングリキッド
- クレンジングローション
- クレンジングジェル
- ミルククレンジング
- クレンジングクリーム
- クレンジングバーム
- 泡クレンジング
ここでは、それぞれのクレンジングの特徴を紹介します。OEMで製造するクレンジングの方向性を決める、足がかりにお役立てください。
①クレンジングオイル
クレンジングオイルは、メイクや皮脂汚れを浮かす役割の油分を多く含んでおり、トップクラスの洗浄力を誇るクレンジングです。クリームファンデーションや日焼け止めなど、肌に密着して落ちにくい素材のものも簡単にオフできるのが特徴です。
ただし、クレンジングオイルは洗浄力が強い分、必要な皮脂まで落としてしまうおそれがあります。もともとの皮脂量が少ない乾燥肌の方の使用には適していません。
②クレンジングリキッド
油分の代わりに界面活性剤のはたらきでメイクを落とすのが、クレンジングリキッドです。使用後は、クレンジングオイルのようにベタつかず、さっぱりとした肌触りに仕上がります。
クレンジングリキッドは濡れた手でも使えるため、お風呂場でのメイクオフにも使用できます。
③クレンジングローション
クレンジングローションは水状のクレンジングで、一般的にはコットンに含ませて使用します。化粧水の成分が含まれているため、メイクオフとスキンケアを同時に対応できるのが特徴です。
しかし、コットンを押しあてるために、摩擦による負担がある程度かかってしまいます。
④クレンジングジェル
クレンジングジェルは、弾力のあるテクスチャのクレンジングです。この弾力によってクレンジングがよく伸びるため摩擦が少なく、肌への刺激が比較的抑えられるのが使用における利点です。
また、クレンジングジェルには、油性と水性の2つのタイプがあります。それぞれ特化しているポイントが異なり、油性タイプは洗浄力に、水性タイプは肌への負担軽減に重きを置いています。
⑤ミルククレンジング
クレンジングのなかで、肌に特に優しいタイプがミルククレンジングです。油分や界面活性剤の含有量を減らし、なめらかなテクスチャに仕上げることで、肌への刺激を最小限に抑えます。
なお、肌への負担軽減を重視する分、洗浄力は控えめです。
⑥クレンジングクリーム
クレンジングクリームは、洗浄力と肌への刺激が平均的なクレンジングです。油分と界面活性剤、水分をバランスよく配合しており、一定の洗浄力を有しながらも、必要以上に皮脂を落とすことがありません。
テクスチャは、その名の通りクリーム状でとろみがあり、それが潤滑油の役割を果たして摩擦による肌への負担も抑えられます。
⑦クレンジングバーム
クレンジングバームは、バターのようなテクスチャで、手で溶かして使用するクレンジングです。肌への刺激が少ないうえに、比較的高い洗浄力を兼ね備えている点が特徴です。
洗い上がりの肌がしっとりと仕上がるため、クレンジング後のつっぱり感を抑えたい方に好まれます。
⑧泡クレンジング
細かい泡で、メイクや皮脂汚れを落とすのが泡クレンジングです。手で直接肌に触れずにクレンジングを行うため、摩擦による負担を比較的抑えられます。
泡クレンジングでは、炭酸泡を使用して血行促進を促したり、美容成分を配合したりとさまざまなコンセプトの商品が開発されています。
なお、上記①~⑧で紹介した内容はあくまで一般的な特徴です。各OEMメーカーのもつ処方やその組み合わせによって肌への刺激や洗浄力は異なるため、製造をご検討の際は、都度OEMメーカーへ問い合わせすることをおすすめします。
クレンジングに適した容器の種類
前項で紹介したクレンジングを、ユーザーに快適に使ってもらうためには、その種類ごとの性質に合った容器に入れることが大切です。以下では、クレンジングを保管する容器について、特徴や使用に適しているクレンジングの種類を紹介します。
①ポンプボトル
ポンプボトルは、円柱や四角柱の形状の入れ物に、ポンプ式のヘッドをつけたクレンジングの容器です。オイルやリキッド、ローションなど、液状のクレンジング全般に使用できます。
ポンプボトルの利点は、容器が自立するうえに細長く、洗面台に並べても場所をとらない点にあります。ヘッドを押すだけで内容物を出せるため、クレンジングがついた手で使用しても、容器を汚す心配がありません。また、1回の吐出量が定量になることもメリットといえます。
②チューブ容器
ジェルやミルクといった、ある程度の粘度を有するクレンジングには、チューブ容器が使われます。
チューブ容器は、片手でも開け閉めができるように、ワンタッチタイプのキャップが採用される傾向にあります。また、軽量でコンパクトなものが多く、総じて利便性が高いのが特徴です。
●石堂硝子が提供するチューブ容器
③ジャー容器
クリームやバームのように、さらに粘度が高いクレンジングを入れるのがジャー容器です。容器の口が広いため、固形に近いこれらの内容物も簡単に取り出せます。
ジャー容器には、衛生的に使用してもらうために、付属品として内容物をすくうスパチュラをつけるのが一般的です。
●石堂硝子が提供するジャー容器
④エアゾール缶
エアゾール缶は、泡クレンジングに用いられる容器です。ガスの圧力によって内容物を泡状に噴射します。粘度の高い成分を入れてしまうと、うまく泡状にならないため、内容物として扱える成分には制限があります。
まとめ
この記事では、OEMで製造できるクレンジングについて以下を紹介しました。
- OEMで製造できる主なクレンジングの種類
- クレンジングを入れる容器の種類
OEMで製造できるクレンジングの種類は、オイルやジェル、バームなどさまざまです。そしてこれらのクレンジングをユーザーに快適に使ってもらうためには、種類ごとの性質に合わせて容器を選ぶことが大切です。
また、クレンジングの容器には商品の印象を決定づけるという重要な役割もあるため、容器のデザインにこだわることも欠かせません。
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