
育毛剤に適した容器とは? 正しい保管方法も解説
育毛剤の製造に際し、「どのような容器を選べばいいのだろう」「保管方法が分からない」といった、疑問をお持ちの企業さまもいるかもしれません。特に保管方法は、きちんと押さえておかないと製品の劣化につながり、本来の効果が期待できなくなってしまいます。
そこで今回は、育毛剤に適した容器の紹介をはじめ、正しい保管方法を解説します。
育毛剤とは
育毛剤とは、頭皮環境を整え、すでに生えている毛髪を健康に保つヘアケア化粧品です。育毛剤のほとんどは“医薬部外品”に位置づけられており、「薄毛や抜け毛を予防したい」という方に向いています。
なお、育毛剤と混同されやすい製品に発毛剤がありますが、こちらは新しい毛髪の生成を促進する効果を期待できるものです。そのため「髪の毛を生やしたい」「毛量を増やしたい」という方に適した選択肢であるといえます。発毛剤は、“医薬品”に分類されるのが一般的で、この点においても育毛剤と異なります。
育毛剤に含まれている成分
ここからは、育毛剤についてさらに理解を深められるように、育毛剤に含まれている成分について解説します。
①毛母細胞の活性化成分
育毛剤には、“毛母細胞(もうぼさいぼう)”の活性化を促進する成分が含まれています。
毛髪を作り出す部分である毛球(もうきゅう)には、毛乳頭(もうにゅうとう)という組織があります。そして、この毛乳頭を取り囲むように位置しているのが毛母細胞です。毛髪は、毛母細胞の分裂によって成長します。つまり、毛髪を健康に保つには、毛母細胞のはたらきを活性化させることが不可欠です。
②血行促進成分
毛母細胞による健康な毛髪の生成を活性化するためには、血液の流れを良くして、栄養素を滞りなく毛母細胞まで運ばなければなりません。そのため育毛剤には、例えばセンブリエキスのような血行を促進する成分も配合されています。
これらの成分が配合されている育毛剤は、頭皮をマッサージしながら塗り込むことで、より高い効果を期待できるといわれています。
育毛剤の容器の種類
育毛剤は頭皮に直接塗るため、使いやすさを考慮した容器の選定が重要です。以下では、育毛剤に適した3つの容器を紹介します。
①ジェットポンプ
ジェットポンプは、強い噴射力を持つ容器です。一点に勢いよく噴射できるため、育毛剤を頭皮に直接届けられます。
②ミストポンプ
ミストポンプは、内容物をミスト状に噴射できる容器です。細かい液体の微粒子を頭皮に吹きかけられるため、広範囲にわたって育毛剤を使用することができます。
③ノズル中栓
ノズル中栓タイプは、細長いノズルで育毛剤を頭皮に直接届けられる容器です。ジェットポンプよりも、さらにピンポイントで塗布できるのが特徴です。こうした特徴により、「薄毛や抜け毛が気になる部分に重点的に使用したい」といったユーザーの要望にアプローチできます。
石堂硝子のノズル中栓は先端形状は、「ストレートタイプ」と「ダイヤカットタイプ」の2種類あり、お好きな形状を選ぶことができます。
育毛剤の正しい保管方法
育毛剤は、正しい方法で保管しないと劣化してしまうおそれがあります。
例えば育毛剤に日光や紫外線が当たると、成分が分解されて効果を期待できなくなってしまいます。加えて、気温の上昇あるいは低下、さらに湿度の過度な上昇も育毛剤の成分を変化させる原因になります。
これらを踏まえて育毛剤は、直射日光が当たらず、気温が15〜25℃程度の場所で保管するのが理想的です。
まとめ
今回は、育毛剤に適した容器や正しい保管方法を解説しました。
- 育毛剤とは
- 育毛剤に含まれている成分
- 育毛剤の容器の種類
- 育毛剤の正しい保管方法
育毛剤にはすでに生えている毛髪を健康に保つ役割があり、主な成分として、毛母細胞を活性化させる成分や血行を促進する成分が含まれています。こうした成分は日光や紫外線を浴びたり、気温や湿度が変化したりすることで変性し、劣化するおそれがあります。品質の保たれた製品をユーザーに届けるためには、正しい方法で保管することが大切です。
また育毛剤を製造する際は、使いやすさを考慮した容器選びが不可欠です。
石堂硝子では、使いやすさはもちろん、一見すると育毛剤だと分からないようなスタイリッシュなデザインの育毛剤容器をご用意しております。ポンプタイプやノズル中栓タイプの容器をお探しの企業さまは、ぜひお問い合わせください。
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