
ドクターズコスメとは?
近年、“ドクターズコスメ”とよばれる化粧品が注目を集めています。
そこで本記事では、ドクターズコスメの概要や市販の化粧品との違いを解説します。
ドクターズコスメとは
ドクターズコスメには、明確な定義はありません。しかし一般的には、専門家や医療機関が開発に関わっている、あるいは監修している化粧品のことを指します。
ドクターズコスメには、市販されている化粧品と、医師による診察を受けたうえで使用を許可される医療機関専売品があります。医療機関専売品の化粧品は「メディカルコスメ」ともよばれます。
ただし、ドクターズコスメやメディカルコスメは“化粧品”であるため、医薬品とは異なることを理解しておく必要があります。
ドクターズコスメと市販の化粧品の違い
医師の診察を受けてから使用を許可されるドクターズコスメと市販の化粧品では、いくつかの相違点があります。ここでは、2つの違いに焦点をあてて紹介します。
①成分や濃度による肌への影響
法律上で“化粧品”として扱われる製品は、配合できる成分や濃度が決められています。化粧品である限り、ドクターズコスメも市販の化粧品も成分や濃度に同じ制約が存在しますが、ドクターズコスメは医師が選び、市販の化粧品は消費者自身が選ぶという違いが、使用後の肌の状態に影響することがあります。
市販の化粧品のなかには、化粧品として認められる上限まで濃度を高くしているものが多く存在します。このような化粧品は、効果が期待できる反面、肌に合わないリスクもあります。一方でドクターズコスメは、医師が診察したうえで肌に適したものを選ぶため、消費者は自分に合った化粧品を入手できるわけです。
②入手方法や価格
医師の診断がないと使用できないドクターズコスメは、一部はオンラインショップなどで販売されているものの、基本的には医療機関を通さなければ流通できません。開発や販売を行う際にも、専門家や医療機関が必ず関わるため、費用と時間がかかるケースが大半です。そのため、価格設定が高くなる傾向があります。
化粧品を販売するにあたり、消費者にとって入手経路が限られている、あるいは価格が高い商品は、デメリットが多いように見受けられます。しかし、“専門家や医療機関が携わっている”という安心感を商品に付加できることは、市販の化粧品との差別化を図るうえで大きな強みです。
ドクターズコスメを製造するメリット
ドクターズコスメの製造には、以下のようなメリットがあります。
化粧品の効果を追求できる
先述の通り、ドクターズコスメであれば、高濃度の美容成分を配合しても医師の診断を経て販売されるため、肌の状態が悪化するリスクは軽減されます。そのため、市販の化粧品よりも、配合する美容成分の濃度を高く設定しやすいといえます。これを踏まえたうえで、OEMの場合は、化粧品の目的に合った成分や濃度を提案してもらうことも可能です。
化粧品の効果をより高めたいのであれば、ドクターズコスメを製造することも一つの方法です。
まとめ
この記事では、ドクターズコスメについて以下を解説しました。
- ドクターズコスメとは
- ドクターズコスメと市販の化粧品の違い
- ドクターズコスメを製造するメリット
ドクターズコスメは、“専門家や医療機関が開発に関わっている”という価値を付加できるため、他社と差別化しやすい化粧品です。さらに、医師の診断を経て使用を許可される医療機関専売品であれば、高濃度の美容成分の配合も可能となり、化粧品の効果をより追求できます。
ドクターズコスメを製造する際、OEMであれば製造に関わる工程をすべて任せられますが、化粧品容器は専門のメーカーに別途依頼する方法がおすすめです。
化粧品容器メーカーである石堂硝子では、1,000社以上の取引実績をもとに、最適な容器をご提案いたします。ドクターズコスメの化粧品容器にお悩みであれば、ぜひお問い合わせください。
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