化粧品のリニューアルについて流れや注意点も解説

化粧品のリニューアルについて流れや注意点も解説

化粧品の売上を伸ばしつづけるための方法として、定期的なリニューアルが挙げられます。しかし、化粧品を一新する際はトラブルが起こる可能性も考えられるため、リニューアル前後で注意したいポイントがあります。


そこで今回は、化粧品のリニューアル時に発生しやすい問題の詳細と、注意点を解説します。



化粧品のリニューアルについて

化粧品の売上を停滞させないためには、リニューアルが挙げられます。ここでは、その理由を解説します。


①商品の目新しさを継続するため

時代や流行の変化によって、化粧品の発売当初と比較すると徐々に新鮮さが失われてしまいます。それに伴い、消費者の興味も薄れる可能性があります。消費者の関心を継続して集めるためには、パッケージや原料を一新し、商品へのイメージや価値観を更新することが大切です。


例えば、パッケージをリニューアルしたい場合は、時代に即したデザインを採用したり環境に優しい素材を使用したりするなどの手段があります。原料を改良したいのであれば、市場で流行している原料を配合するという方法が効果的です。


②新規顧客を開拓するため

新規顧客をターゲットにしたリニューアルを実施すれば、市場拡大が見込めます。


新たな顧客へのアピールが目的の場合は、目で見てすぐに違いが分かる部分をリニューアルすることがポイントです。例えば、容器やパッケージなどを改良すると、新たな顧客の興味を引くことができるため、購入につながりやすくなります。



化粧品をリニューアルする際に起こりうるトラブル

化粧品をリニューアルする際に起こりうるトラブル

化粧品をリニューアルする際に起こるトラブルとしては、以下のようなものが挙げられます。


▼化粧品のリニューアル時に起こるトラブルの例

問題

具体例

パッケージ関連の問題

  • おしゃれさを重視してパッケージの文字色を薄くしたところ、“読みづらい”とクレームがあった
  • パッケージを軽量化したところ、“内容量が減った”とクレームがあった

バルク関連の問題

  • テクスチャーを変えたらもとの方が良かったという声が上がった。

  • リニューアルした部分が技術的なため、消費者にうまく伝わらなかった

販売関連の問題

  • 従来の商品が終売するタイミングがリニューアルの時期と合わず、品切れ期間が発生した

その他の問題

  • 頻繁にリニューアルをした結果、常連の既存顧客から、リニューアルの頻度について苦情があった



このようなトラブルを回避し、化粧品のリニューアルを成功させるには、次項で解説する注意点を踏まえることが大切です。



化粧品をリニューアルする際の注意点

化粧品をリニューアルする際の注意点
化粧品のリニューアルで起こりうるトラブルに備えるには、4つの注意点を押さえておく必要があります。以下で、その詳しい内容を解説します。


①リニューアルの目的を明確にする

化粧品のリニューアルに際しては、目的を明確にしておくことが大切です。既存商品に対する消費者の不満や要望の解決に向けて、現状の課題を把握したうえでリニューアルを実施すれば、成功につながります。


なお、消費者から広く意見を募るためには、アンケートや座談会を実施する方法が効果的です。


②変更する部分は慎重に決める

リニューアルによって変更する部分は、既存顧客が離れることのないよう、慎重に見極めなくてはなりません。自社商品の個性や既存顧客に好まれている部分は、現状のまま残す必要があります。


例えば、バルクを変更する場合、商品名やロゴはそのままにすることで、ブランドイメージが失われる事態を防ぐことができます。これにより、既存顧客との関係性の継続につながるはずです。


③既存顧客にとってのメリットを伝える

既存顧客にリニューアル後も継続して化粧品を購入してもらうためには、“商品が改良されている”と、分かりやすく伝えることもポイントです。


現在の商品を好んで使っている既存顧客は、リニューアルによる変化をマイナスに感じるかもしれません。このような事態を回避するには、改善した部分を既存顧客に理解してもらう必要があります。例えば、化粧品容器の形状を変更した場合は、“握りやすい形になり、持ちやすくなった”というように、具体的に伝える方法が有効です。


④小ロットでのテスト販売を行う

リニューアルによって商品の売上が低下するリスクを抑えるために、小ロットでの生産や数量限定での販売から始めることも一案です。


このような方法であれば、本生産を開始する前に、リニューアル商品の売れ行きを見定められます。さらに、大量生産による損失のリスクを抑える効果も期待できます。


小ロットでの販売について詳しく知りたい事業者さまは、以下の記事もご参照ください。


  小ロット対応容器【最新のおすすめ4シリーズ】 小ロットで化粧品容器を探している担当者に、ありきたり過ぎない最新のおすすめ小ロット対応容器を紹介! 石堂硝子株式会社



化粧品をリニューアルする際の流れ

化粧品をリニューアルして販売する際の流れは、以下の通りです。


▼化粧品をリニューアルする際の流れ

工程

内容

①市場調査

アンケートや座談会を通じて既存顧客の意見を募る

②企画

リニューアルの方向性を具体化する

③試作

試作品を製造して改良を重ねる

④容器の選定・決定

商品イメージや仕様に合った化粧品容器を選ぶ

⑤生産

本生産を開始する


前述の通り、リニューアル時は、既存顧客の声を聴くための市場調査が重要です。その後の工程は、新商品を開発する場合の作業と大きくは変わりません。


新商品を開発するときの流れについては、以下の記事で詳しく解説しています。


  化粧品開発の基本的な流れはこれでOK! 要する期間も説明 化粧品開発へ乗り出すにあたっては、まず、開発を始めてから販売に至るまでの流れを考えなくてはなりません。しかし、ノウハウがまったくない状態で化粧品開発の流れを検討するのは、非常に困難だといえます。 そこで今回は、いくつかのフェーズに分けて化粧品開発の流れを説明します。 石堂硝子株式会社



まとめ

この記事では、化粧品のリニューアルについて以下を解説しました。


  • 化粧品のリニューアルはなぜ必要?
  • 化粧品をリニューアルする際に起こりうるトラブル
  • 化粧品をリニューアルする際の注意点
  • 化粧品をリニューアルする際の流れ


化粧品のリニューアルを行うと、既存顧客に引き続き化粧品を購入してもらいながら、新規顧客も開拓できる可能性があります。リニューアルの際は、現在の課題を明らかにしたうえで、さらに消費者に好まれる商品へと改良することが重要です。


化粧品のリニューアルで起こりやすいトラブルを避けるには、変化を加える部分を慎重に見極めて実行する必要があります。化粧品のイメージを左右するパッケージや容器については、特に気を配りたいところです。


石堂硝子は、化粧品のリニューアルに際して、市場のトレンドを押さえた化粧品容器をご提案いたします。小ロットでのご注文も可能ですので、化粧品のリニューアルをご検討中であれば、ぜひお問い合わせください。


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