美容液でよく見る"あの容器" スポイト容器とは？
美容液やオイルなどでよく使われる「スポイト容器」。今回はスポイト容器の仕組みや形状の違いをまとめてご紹介します。
はじめに：スポイト容器とは？
スポイト容器は、ゴム球を押して液体を吸い上げ、一滴ずつ正確に取り出せる容器です。美容液・原液系・高濃度オイルなど、「使用量を細かくコントロールしたい」製品で多く採用されています。
スポイト容器の構造
スポイト容器は、主に次の4つのパーツで構成されています。
- ホールキャップ：PPなど
- ゴム：NBR（耐油性が高い）、シリコン（においが少ない）などがあります。※内容物により適した素材が異なるため、詳しくはお問い合わせください。
- 管（ドロッパー）：ガラスや樹脂
- ボトル本体：ガラスが多い
スポイトは、ゴムを押すと中の空気が抜け、次に指を離した際に陰圧が生じ、液体が管の中へ吸い上げられる仕組みとなっています。
管バリエーション
スポイトの個性が現れるのが、“管（ドロッパー）”。形状によって吸い上げやすさや塗布感が変わります。
＜管形状バリエーション＞
- ストレートタイプ（直管）もっとも一般的で、液量のコントロールが安定しやすい形状。広く多くの製品に採用されています。
- 曲がりタイプ管先端がわずかに曲がっており、瓶の底に沿わせて残液を吸い取りやすいのが特徴。
- 玉付きタイプ先端が丸く加工されたタイプ。塗布時のタッチが柔らかいです。
- 玉付き曲がりタイプ瓶の底に沿わせて残液を吸い取りやすく、塗布時のタッチが柔らかいです。
＜管材質バリエーション＞
- ガラス製外部からの条件変化（湿度、酸素など）に強い素材です。美容液や原液系の製品で数多く使用されています。
- 樹脂製（PPS･ASなど）軽量で割れにくいのがメリットです。また、ガラスと比較するとコストを抑えられる傾向です。
スポイトキャップの組み立て方法
- ホールキャップとゴムをセット
- 管をはめる
- 管の位置調整をする
※ 一般に、管の長さは「ボトル底にほぼ届くように」設計されています。
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特殊タイプのスポイト
プッシュ型スポイト
ボタンを押すだけで必要量を吸い上げるスポイト。片手で扱いやすく、計量が一定になりやすいというメリットがあります。高価格の美容液などで採用されています。
フリースポイト（長さ自由調整）
一般的なガラス管ではなく、やわらかいパイプを管に使用します。任意の長さにカットできるため使い切りが良く、比較的納期がかからない画期的なスポイトです。
石堂硝子のおすすめスポイト容器
01 |
IS-30ML
寸胴で太短い形が特徴のガラス瓶。底部が肉厚で高級感もあります。
(容器詳細)
IS-30ML＋SP22スポイト
02 |
VC-30ML
少量でも効果が期待される高濃度の美容液などにおすすめ。茶色に着色された遮光性のあるビンもあります。容量違いで10mlもあります。
(容器詳細)
VC-30ML＋SP24スポイト
03 |
BRT-15ML/30ML
肩が丸く底肉厚で、全体にコロンとした形状。やわらかい印象でフェムケアアイテムなどにおすすめ。
(容器詳細)
BRT-PET10ML＋SP22スポイト
BRT-PET30ML＋SP22スポイト
まとめ
スポイト容器は、ゴムの部分をつまむことで内容物を管から吸い上げて使用する容器です。
1滴ずつ使用できることや高級感を演出できることから、美容液やオイル製品でも多く採用される容器です。先端形状・材質など多くのバリエーションがあるため、組み合わせ詳細についてはお問い合わせください。
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