化粧品容器の新型試作における確認ポイントとは?開発フローに沿ったチェック項目を解説

化粧品容器の新型試作における確認ポイントとは?開発フローに沿ったチェック項目を解説

石堂硝子では、既存の汎用型を活用した容器の提案をしておりますが、お客様のオリジナルの新型容器の制作にも対応しています。

オリジナルの化粧品容器の新型を開発する際、「試作では何を確認しているのか」「どの段階で仕様を固めるのか」と疑問を持つご担当者さまは少なくありません。試作は図面やデザインデータを実物に落とし込み、量産に進めることができるかどうかを判断するための工程です。

本記事では、化粧品容器の新型開発の流れの中で試作がどの位置にあるのか、そして試作段階で具体的にどのような点を確認するのかを解説します。初めて容器開発に関わる方が全体像を把握できる内容としています。

目次[非表示]

  1. 1.化粧品容器開発における「試作成型」の位置づけ
    1. 1.1.化粧品容器の開発フローの全体像
    2. 1.2.試作成型は「判断材料」を揃える工程
  2. 2.試作成型段階で確認する主なポイント(外観・構造)
    1. 2.1.外観・サイズ感
    2. 2.2.形状・厚み・安定性
    3. 2.3.キャップ・嵌合(かんごう)・開閉状態
  3. 3.機能面で確認するポイント
  4. 4.量産を見据えた確認事項
    1. 4.1.金型化を前提とした設計か
  5. 5.試作後に行われる工程(金型修正/金型トライエンド/本生産)
  6. 6.まとめ

化粧品容器開発における「試作成型」の位置づけ

化粧品容器開発における「試作成型」の位置づけ

化粧品容器の開発フローの全体像

一般的な容器そのものの製造・開発の流れは、大きく以下のステップに集約されます。

  1.  企画(仕様検討・デザイン確定)

  2.  設計

  3.  金型製造と試作成型

企画段階では、容量や形状、材質などの基本仕様を決定します。その後、設計図面を作成し、3Dモデルなどで形状を確認した上で金型を製造します。試作成型は、その金型を用いて実際に成型し、設計内容を想定通りに再現できているか実物で確認する工程です。図面情報だけでは把握しきれない部分を、立体物として検証します。

試作成型は「判断材料」を揃える工程

試作成型段階では、単に形を確認するだけではありません。主に以下の点を確認・検証をします。

  • デザインの再現性

  • 寸法の整合性

  • 実使用を想定した課題

これらを総合的に評価し、品質が安定した量産製造が可能かを判断します。試作成型は新型容器の完成形ではなく、量産に向けた検証の場といえます。

試作成型段階で確認する主なポイント(外観・構造)

 試作成型段階で確認する主なポイント(外観・構造)

外観・サイズ感

試作品が出来上がると、まず外観の確認を行います。

  • 全体のバランス

  • 想定していた形状のイメージとの整合性

事前の3Dモデルや図面上では問題なく見えていても、実物では印象が異なる場合があります。特にサイズ感や質感、厚みは、手に取ったときの印象に影響します。実際の成型物で確認することが大切です。

形状・厚み・安定性

構造面では、以下の点を確認します。

  • 肉厚のバランス

  • 底面の安定性

  • R形状やエッジの印象

肉厚が偏ると、冷却時に収縮差が出ることがあります。R形状(角の丸み)は見た目だけでなく、成型性にも関係します。外観と構造の両面から評価を行います。

キャップ・嵌合(かんごう)・開閉状態

中栓のタイプ例

嵌合(部品同士のはまり具合)も重要です。

  • 嵌合精度

  • 開閉トルク

  • パーツ干渉の有無

  • ガタつき

開閉トルクとは、キャップを締めたり開けたりする際の回転力です。操作感は使用体験に直結します。試作段階で確認しておくことで、量産時の品質安定につながります。

機能面で確認するポイント

試作成型では外観だけでなく、機能面も検証されます。主な確認項目は以下の通りです。

  • 液漏れや気密性

  • 吐出感

  • 落下試験

内容物を実際に充填し、使用状態を想定した確認が行われることもあります。液体容器では気密性、ポンプ付き容器では吐出量や戻り動作などが評価対象です。機能面の検証により、設計意図が実現されているかが判断されます。

量産を見据えた確認事項

金型化を前提とした設計か

試作成型はその後の量産成型を見据えた工程です。そのため、次の点も確認されます。

  • 抜き勾配

  • アンダーカット

  • 収縮率

抜き勾配とは、金型から製品を取り出しやすくするための傾斜です。アンダーカットは、型から外れにくい形状部分を指します。

試作後に行われる工程(金型修正/金型トライエンド/本生産)

試作後に行われる工程(金型修正/金型トライエンド/本生産)

試作確認後の一般的な流れは以下の通りです。

  1. 金型修正

  2. 金型TE(トライエンド)

  3. 本生産

T1(トライ1)と呼ばれる最初の試作品で課題があれば、金型や成型条件を修正しT2を製作します。このように試作成型を重ね、問題が解消された段階をTE(トライエンド)と呼びます。TEに到達すると、量産成型が可能となります。

試作成型はゴールではありません。量産品質を安定させるための中間工程です。修正を通じて完成度を高めるのが目的です。

まとめ

この記事では、以下の内容を解説しました。

  • 化粧品容器の新型開発における「試作成型」の位置づけ

  • 試作成型段階で確認する外観・構造ポイント

  • 機能面で確認するポイント

  • 量産成型を見据えた確認事項

  • 試作成型後に行われる工程(金型修正/金型トライエンド/本生産)

試作成型は、設計図面では見えにくい課題を実物で確認する工程です。外観・構造・機能を総合的に評価することで、量産段階での安定性を高めることが可能になります。

石堂硝子の一般型はこれまでにご説明した設計・試作・検証を終え、お客様に安心してご使用いただくことができます。また、留型(オリジナル型)の場合、石堂硝子にて設計・試作・検証をさせていただきます。

石堂硝子のショールームでは、数々の実績品や、材質違いのサンプルを実際に手に取って確認できます。化粧品容器のオリジナル型の開発を検討されている際は、石堂硝子にご相談ください。

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