
化粧品容器に「奥行き」を。 インクジェット印刷で魅せるレイヤーデザイン
容器のデザインで「他社と差別化したいけれど、コストや工程の壁にぶつかっている」という悩みはありませんか? 一般的なシルク印刷とは違い「版」を必要としないインクジェット印刷では、多色印刷やグラデーション表現などが得意です。
今回は透明容器を利用した、インクジェット印刷だからこそ実現できる、少し変わった、かつ洗練された印刷テクニックをご紹介します。
インクジェット印刷の基本

シルクスクリーン印刷は、色ごとに版を作る必要があるため、多色使いや小ロット生産ではコストが高くなる傾向があります。一方、インクジェット印刷は「版」を必要としないデジタル印刷です。
多色・フルカラーが得意で、グラデーションも鮮明に再現できます。また、 版代がかからないため、小ロット・多品種に強く、限定品や小規模で始めるオリジナル化粧品アイテムにおすすめです。
新提案!透明容器を生かした「3層レイヤー印刷」とは?

今回ご紹介するのは、透明なPET容器の「背面(裏側)の1箇所」に、表のデザインと裏の表記を集約させる手法です。正面から見たとき、バルク(内容物)越しに、デザインが透けて見える……そんな奥行きのある仕上がりになります。。

失敗しない!「3 層レイヤー」版下データの作り方
この特殊な印刷を実現するためには、版下(デザインデータ)の作り方に少しだけコツが必要です。「完成したらイメージと違った」という事態を防ぐため、以下の3 つのステップでデータを作成しましょう。

● 第1 レイヤー:正面から見えるデザイン(※反転が必須!)
裏面の最初の印刷は、容器の正面から見えるデザイン(工程①の黄色の花デザイン)です。内容物の液体の色にも影響されることを意識しましょう。
<ポイント>
透明容器の内側から見えるように配置するため、データ上では「反転(鏡像)」させた状態で当て込みます。
● 第2 レイヤー:ベタ面
工程①の花デザインと工程③の薬事表記が混ざり合わないよう、間に「壁」を作るベタ塗のレイヤーです(工程②)。
ポイント: デザインに合わせた色指定を行います。ロゴを際立たせる「白」や「淡めのカラー」がおすすめです。このベタ面の範囲が、そのまま正面から見た時の「デザインの背景」になります。
● 第3 レイヤー:薬事表記のデザイン
最後に、容器裏面の薬事表記部分のデザインをつくります(工程③)。
ここで重要なのが「透過」の計算です。 第2 レイヤーのベタ面が白などの淡い色で、かつ第1 レイヤーにデザインが入っていない空白部分がある場合、この第3 レイヤーの文字色が濃いと、表側から文字が透けて見えてしまうことがあります。
視認性と美しさを両立させるため、フォントの太さや色のコントラストを事前にシミュレーションしておきましょう。
まとめ
今回ご紹介した3 層レイヤー印刷は、インクジェットの特性を生かしたミニマルでありながら機能的、そして何より「面白い」デザインの選択肢となります。
「デザイン再現できるか?」「どんな化粧品容器でできるのか?」など、少しでも気になった方は、ぜひお気軽にサンプル請求をご活用ください。実物を手に取っていただくことで、写真では伝わりきらない「奥行き感」をご実感いただけるはずです。
※サンプルはデザイン2種のうちどちらかをお送りします。ご希望がある場合は「黄色のデザイン」もしくは「ピンクのデザイン」と分かるようにご記入の上、サンプルをご依頼ください。
※印刷付見本サンプルにつきましては、返却をお願いする場合がございます。あらかじめご了承ください。
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