ガラスびんが白く曇って見えるのはなぜ?透明感と表面状態の関係

ガラスびんが白く曇って見えるのはなぜ? |透明感と表面状態の関係

化粧品容器として広く使われている素材のひとつがガラスです。ガラスならではの透明感は、内容物の色味やとろみ感など見た目の印象を美しく見せることができます。高級感を演出できることから、スキンケアやフレグランス製品など、さまざまな用途で採用されています。この「透明感」がガラスの表面の状態と関係しています。

今回は、ガラスが透明に見える理由と、白く曇って見えることがある現象について紹介します。

ガラスの魅力のひとつ「透明感」

ガラス容器の魅力のひとつが、透明感のある見た目です。

ガラスは光をよく通す素材であるため、内容物の色味等を比較的そのまま見せることができます。透明な容器に入った化粧品は、中身の美しさやみずみずしさなどが伝わりやすく、製品の印象にもつながります。

洗面台に並ぶ硝子容器

なぜガラスは透明に見える?―表面状態との関係

ガラスは光を通しやすい素材です。さらに表面が非常になめらかなため、光が比較的まっすぐ進みやすい特徴があります。この特徴が、ガラスの向こう側まではっきりと見える「透明感」をつくりだしています。

一方で、表面に大きな凹凸があると、光はさまざまな方向へ拡散し、やわらかく曇ったような見え方になります。身近な例として挙げられるのが、すりガラスやフロスト加工されたガラスです。

透明感を残しながら落ち着いた質感を演出することができるため、こちらも多くの製品で採用されています。

透明ビンとフロストビンの違い

▼フロスト加工については、別の記事でも紹介しています。

加工以外でも見え方が変わることがある

硝子の見え方が変わるのは、加工によるものだけではありません。実は、保管環境や湿度などの影響によって、ガラス表面の状態が変化し、外観に違いが現れることがあります。

ガラス表面が白く曇る「アルカリ溶出」

ガラスびんの保管環境や保管期間によっては、空気中の水分(湿気)の影響を受け、ガラスに含まれるナトリウム(Na)やカリウム(K)などのアルカリ成分が表面に現れることがあります。その後、水分が蒸発すると表面に成分が残り、表面が白く曇ったように見える場合があります。

この現象は「アルカリ溶出」と呼ばれています。「アルカリブルーム(ブルーム)」と呼ばれることもあります。ガラスの表面で起こる変化の一例として知られており、保管環境などによって見られることがあります。表面の曇りが気になる場合は、洗浄によって外観が整うこともあります。ぬるま湯などでやさしく洗い、よく乾燥させることで改善する場合があります。

硝子のアルカリ溶出

まとめ

ガラスの透明感は、素材そのものの特徴だけでなく、表面の状態とも深く関係しています。表面加工によって見え方が変わることがある一方で、保管環境や湿度の影響によって外観が変化する場合もあります。ガラス容器についての疑問やお困りごとがあれば、石堂硝子へお気軽にご相談ください。

四角い硝子容器

▼ガラスについてもっと詳しく知りたい方はこちら

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