化粧品のOEM委託先の探し方と選定時のポイントを紹介
自社で販売したい化粧品の製造過程を専門の企業に委託する場合、OEM委託先を探す必要があります。しかし、自社のノウハウが不足していたり、「具体的な探し方がよく分からない」「決め手を知りたい」とお考えの化粧品メーカーの担当者さまもいるのではないでしょうか。
本記事では、化粧品のOEM委託先の探し方と選定時のポイントを紹介します。
化粧品のOEM委託先の探し方
ここでは、化粧品のOEM委託先の探し方を紹介します。自社に適した委託先に出会えるよう、リサーチ時にお役立てください。
①インターネットで検索する
化粧品のOEM委託先を手軽に探せる方法は、インターネットでの検索です。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンに「化粧品OEM ランキング」「化粧品OEMメーカー おすすめ」などのキーワードを入力すると、出てきた情報をもとに委託先を探せます。気になる化粧品OEMメーカーがあれば、問い合わせて詳細を確認することも可能です。
②化粧品OEMメーカーの展示会を訪れる
化粧品OEMメーカーの展示会を活用するのも、OEM委託先を探す方法の一つです。
化粧品OEMメーカーが出展する展示会に足を運べば、各メーカーの技術力を目で見て確かめることができます。化粧品OEMにおいて重要な化粧品容器を、実際に手に取って確認することも可能です。
また、気になることはその場で担当者に質問したり、ホームページには記載されていない情報を得られたりするといったメリットもあります。
③化粧品の製造販売元を見る
つくりたいイメージに近い化粧品をすでに見つけている場合、その商品の製造販売元に問い合わせてOEM委託先を探すこともできます。どの化粧品も、裏面に製造販売元の記載が義務付けられているためです。
理想としている化粧品を製造できるメーカーと出会えるチャンスであるため、少しでも気になる商品があるなら、まずは問い合わせることをおすすめします。
化粧品OEMを発注するまでの流れ
化粧品のOEM委託先を見つけたあと、正式発注までの基本的な流れは以下の通りです。
▼化粧品OEMを発注するまでの流れ
- 化粧品OEMメーカーに問い合わせる
- 商品企画を決める
- サンプルを作成してもらい、容器を選定する
- 最終見積もりを確認する
- 正式発注する
- 納品・検品が完了したら、販売する
化粧品OEMメーカーに問い合わせる際は、理想とする商品のイメージや予算をある程度固めておくと、その後の相談がスムーズに進みます。商品の処方や容量のほか、容器、パッケージなどがすべて決まった時点で最終見積もりが確定し、発注から納品・検品を経て販売するまでが一連の流れです。
なお、問い合わせから販売までにかかる期間は6ヶ月程度か、それ以上要するケースもあります。余裕をもった販売計画を立てることが、化粧品OEMの成功につながります。
化粧品のOEM委託先を選定する際の3つのポイント
気になる化粧品のOEM委託先を見つけたものの、本当に委託を決定してよいのか迷われているかもしれません。そこでここからは、化粧品のOEM委託先を選定する際に確認しておきたい、3つのポイントを解説していきます。
①希望の製造数と製造ミニマムロットが合致しているか
化粧品のOEM委託先を選ぶ際は、希望の製造数に製造ミニマムロットが対応しているのかを確認する必要があります。納品対応できる最小の単位である、製造ミニマムロットは、化粧品OEMメーカーによって数が異なるためです。
一度に大量の在庫を抱えるのは赤字になるリスクがあるため、特に初めて委託する場合は、少ないロット数から始めてリスクを減らすことも重要です。
なお、発注するロット数によって化粧品1個あたりの金額が変動します。一般的にロット数が少なくなるほど割高になるため、製造ミニマムロットとともに確認したいところです。
②つくりたい化粧品とメーカーの得意分野が一致しているか
化粧品OEMメーカーの得意分野を確認することも、委託先の選定時に重視したいポイントです。
化粧品には、スキンケアやメイク、ヘアケアなど多くの分類があり、化粧品OEMメーカーによって得意分野が異なります。そのため、自社でつくりたい化粧品の実績が豊富なメーカーを選ぶことが大切です。
つくりたい化粧品の分野に精通していて、多くの実績がある化粧品OEMメーカーであれば、理想の化粧品に近づけるはずです。
③サポートやアフターフォローの体制が充実しているか
化粧品のOEM委託先を選定する際は、サポートやアフターフォローの充実度も忘れてはなりません。
化粧品を製造・販売するには、表現内容の規制やパッケージデザインのルールといった関連法規に関する正しい知識が必須です。そのため、関連法規に対するサポート体制が整っている化粧品OEMメーカーであれば、安心してプロジェクトを進めることができます。
また、商品販売後にアフターフォローしてくれる範囲は、化粧品OEMメーカーによって異なるため、事前のリサーチが欠かせません。
まとめ
この記事では、化粧品のOEM委託先について以下の内容を紹介しました。
- 化粧品のOEM委託先の探し方
- 化粧品OEMを発注するまでの流れ
- 化粧品のOEM委託先を選定する際の3つのポイント
化粧品のOEM委託先を探す際は、インターネットでの検索や化粧品OEMメーカーの展示会を訪れるほか、化粧品の販売製造元を見るといった方法があります。
また化粧品OEMにおいては、内容物にこだわるのと同じように化粧品容器も重要です。
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