OEM開発が可能な洗顔料の種類と、製品を製造する流れ
洗顔料は、毎日のスキンケアに欠かせないアイテムです。オリジナルの洗顔料を製造する方法としてOEM開発を検討している場合は、製造できる製品の種類や、実際の製造工程を確認しておきたいところです。
今回は、OEM開発できる洗顔料の種類から製造の流れまでをお伝えします。
洗顔料をOEM開発するときに覚えておくべきこと
OEM開発を成功させるためにも、まずは洗顔の必要性について整理していきます。
洗顔は、清潔で健やかな肌を保つうえで欠かせません。皮脂や汗、古い角質などを放置すると、肌トラブルに悩まされる可能性があります。そうならないためにも朝と夜の1日2回を目安に、洗顔料を使用して肌の不要な汚れを落とすことが重要です。
洗顔料の種類は、クリームタイプや固形タイプなどさまざまです。タイプによって洗浄力や使い心地が異なるため、製品を届けたい相手を明確にしたうえで、コンセプトや成分などを決定することをおすすめします。
OEM開発が可能な洗顔料の種類
次に、OEM開発が可能な洗顔料の種類を解説します。
①洗顔フォーム
洗顔フォームは、洗顔料のなかでもっともスタンダードな製品です。主にチューブタイプの容器に入ったクリーム状の洗顔料で、洗顔クリームともよばれます。
洗顔フォームには、肌の古い角質を取り除くスクラブが配合されている製品や、ニキビに有効な成分が含まれている製品など、さまざまな種類があります。なかにはメイクも落とせる洗顔フォームもあり、消費者が自分の好みに合わせて選択可能です。
オリジナルの製品をつくるときには、ケアの目的は何かを考えることがポイントです。
②固形せっけん
固形せっけんは洗浄力に優れており、余分な皮脂や古い角質などの汚れをしっかりと落とせます。
固形せっけんの主成分は天然由来の油脂で、シンプルなつくりとなっています。そのため、肌に優しいうえ刺激を与えるリスクも低く、肌質に関係なく使用できます。
特に、さっぱりとした洗い上がりのため、皮脂の分泌量が多いオイリー肌向けの製品をつくりたい場合に最適です。
③泡洗顔
きめ細かな泡で顔を洗える製品が、泡洗顔です。
肌への摩擦を減らすためにも、顔を洗うときには洗顔料を泡立てて使うのがよいですが、泡立てには少々時間がかかりますし、きめ細かく泡立てるのが苦手な方もいるでしょう。その点、泡洗顔なら泡立てが不要なため、「スキンケアの時間を短くしたい」と考える消費者のニーズを満たせます。
また、泡洗顔の洗浄力の強さは製品によって異なります。OEM開発に際しては、消費者が抱えている肌悩みを明確にしたうえで、配合する成分や泡の密度などを吟味してみてはいかがでしょうか。
④洗顔パウダー
毛穴の汚れや肌のざらつきなどにアプローチできる製品が、洗顔パウダーです。近年注目が集まっている洗顔料の一つで、泡洗顔や洗顔フォームよりもきめ細かな泡で、肌を優しく洗えます。
粉末状の洗顔料に含まれる酵素の力により、汚れがすっきりと落ちてクリアな肌を目指せるため、自分へのご褒美としてもぴったりです。デイリーケアにもスペシャルケアにも適しており、洗顔パウダーは需要が高いと考えられます。
洗顔料をOEM開発する流れ
自社オリジナルでつくりたい洗顔料の種類を決めたあとは、いよいよ製造の工程に移ります。OEM開発は、以下のような流れで進むのが一般的です。
▼自社オリジナルの洗顔料を製造する工程
- 製造を依頼するOEMメーカーの選定
- OEMメーカーとのヒアリング
- 試作品の確認
- 容器の選定
- 製造
- 納品
ターゲットや製品のコンセプトなどを決めたら、まずは製造を依頼するOEMメーカーを選定します。OEMメーカーの強みや実績、得意分野などを調べたうえで、理想の洗顔料がつくれるかどうかを確かめることがポイントです。
その後はOEMメーカーと洗顔料の種類や使用感などをすり合わせ、商品設計をもとに試作品を製造してもらいます。完成した試作品で気になる点がある場合は、その旨をOEMメーカーに伝え、納得のいくまで改良を繰り返してください。
実際に販売したい製品に仕上がったら、次は容器を選びます。内容物に適した容器を選ぶと同時に、消費者の興味を引くパッケージのデザインにもこだわりたいところです。
ここまでの工程で問題がなければOEMメーカーに正式に注文し、製造してもらったのち納品となります。
なお、ヒアリングから納品までは内容や種類、ロット数によって異なりますが、おおよそ3ヶ月から6ヶ月かかります。
洗顔料のOEM開発を成功させるポイント
洗顔料をOEM開発するプロセスのなかでも、特に製品の成功を左右するのが、容器の選定です。洗顔料の容器は、製品のコンセプトをアピールしたり消費者の利便性を向上させたりするうえで重要な役割を担っています。
顔を洗う際の手間を省ける、すっきりと収納できるなど、洗顔料に付加価値をつけるためにも容器にこだわりたいところです。
例えば、石堂硝子の“リッチフォーマー”は、抜群の泡もちが叶うポンプフォーマータイプの容器です。きめの細かい泡をつくり出すため、泡洗顔への使用に適しています。泡質も、みずみずしいものから弾力のあるものまで、中身や用途によって選択可能です。
より理想的な製品に近づけてOEM開発を成功させたいのであれば、時間をかけて容器を選んでみてください。
まとめ
この記事では、洗顔料のOEM開発について以下を解説しました。
- 洗顔料をOEM開発するときに覚えておくべきこと
- OEM開発が可能な洗顔料の種類
- 洗顔料をOEM開発する流れ
- 洗顔料のOEM開発を成功させるポイント
OEM開発が可能な洗顔料には、洗顔フォームや固形せっけん、洗顔パウダーなどさまざまな種類があります。それぞれ形状や特徴が異なるため、製品を届けたい消費者を明確にしたうえで種類を決めることが大切です。
オリジナルの洗顔料を製造する際は、まずOEMメーカーとのすり合わせを行い、試作品の確認や容器の選定を終えて、納品となります。納品までには3ヶ月から6ヶ月程度の期間を要しますから、事前にきちんと計画を立てておきたいところです。
石堂硝子では洗顔料の種類に関係なく、どのような製品にも対応できる容器を用意しております。スキンケアの時間が好きになるような高品質、かつ使い心地の良い容器をお探しの担当者さまは、ぜひお気軽にご相談ください。
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