ヘアオイルをOEMで製造するには

ヘアオイルをOEMで製造する工程を解説

ヘアケアやヘアスタイリングとして使用されるヘアオイルは、OEMで製造することによって、オリジナルの製品を生み出すことができます。しかし委託するOEMメーカーの強みや、ヘアオイルを製造する基本的な流れを知っておかなければ、納得のいく製品を完成させることは困難です。

そこで本記事では、OEMメーカーの選び方や、ヘアオイルをOEMで製造する流れを詳しく解説します。



ヘアオイルとは

ヘアオイルとは油分を主成分としたヘアケア剤のことです。髪に潤いやツヤを与え、保湿する効果があります。

使用目的としては、以下が挙げられます。


▼ヘアオイルの主な使用目的

  • 摩擦や熱からの保護
  • ダメージ補修


ヘアオイルで髪の表面をコーティングすることで、ブラッシングで生じる摩擦やドライヤー・ヘアアイロンの熱から髪を保護します。また、パーマやカラーによる髪の痛みには、補修成分入りのヘアオイルを使用することでダメージケアができます。


スタイリング剤としては、ワックスやスプレーよりも自然なツヤ感のある仕上がりになり、ウェット感や束感を出すことも可能です。


特徴としては人によって髪の長さが異なるので、使用量も大きく変わることです。つける量については製品によりますが、ショートヘアなら1プッシュ程度、ミディアム・ロングヘアで2プッシュ程度が目安です。



近年のヘアオイルの需要

近年、ヘアケアへの関心が高まっています。特に髪質改善や“潤い・パサつき”に悩みを抱える方が多く、これらの問題を軽減するために、ヘアオイルの需要は今後も高まると予想されています。


ヘアオイルをOEMで製造するメリット

そもそもOEMとは、依頼主のブランドの製品を代行して製造する行為や、製造メーカーそのもののことを指します。


OEMであれば、製造工程をメーカーに任せられるため、自社に化粧品製造業許可や製造技術、設備がなくてもオリジナルのヘアオイルを製造できます。メーカーによっては、容器やラベルのデザインも一貫して任せることが可能です。発注前に試供品を作成してもらえるため、販売前に細かい仕様を確認でき、失敗のリスクを抑えられるのもOEMの強みの一つです。



ヘアオイルの製造を委託するOEMメーカーの選び方

ヘアオイルの製造を委託するOEMメーカーの選び方

OEMでヘアオイルを製造する際は、委託するメーカーの強みを把握する必要があります。

ここからは、おすすめのOEMメーカーの選び方を解説します。


①ヘアオイルを製造した実績がある

OEMメーカーを選ぶ際に重視したいのは、ヘアオイルを製造した実績があるかということです。なぜなら、ヘアケア用品の製造は、メイクやスキンケア用品などの化粧品とは手法が異なるためです。

化粧品を主体に製造しているために、ヘアオイルをつくるノウハウがないというOEMメーカーも少なくありません。そのため、事前に依頼したいOEMメーカーが取り扱っている商材を、調べておく必要があります。


②商品製作に関してアドバイスしてくれる

製造のみを請け負うのではなく、商品の製作にあたってアドバイスしてくれるOEMメーカーを選ぶのも一案です。

例えば、受注の要望を伝えたときに「技術面で不可能」などの理由で、依頼を受け付けてもらえないケースがあるかもしれません。その場合は、「AよりBを使用したほうがコストは高くなるが手触りが良くなる」といった代替案を提示してくれるメーカーを選ぶのが賢明です。


このように、豊富な開発実績をベースに実現可能な代替案を提案してくれるメーカーと付き合っていけば、市場ニーズやトレンドを踏まえた商品製作が期待できます。


③ロット数に柔軟に対応できる

OEMメーカーによって、受託している個数は大きく異なります。個人向けに10個程度の少数のロットから請け負うメーカーもあれば、法人向けに数千個単位のロットで請け負うメーカーもあります。

そのため、自社の販売計画を考慮して、必要なロット数に柔軟に対応してくれるOEMメーカーを選定するのがおすすめです。



ヘアオイルをOEMで製造する際の流れ

OEMでヘアオイルを製造する際の流れ

化粧品業界においてもOEMが浸透しており、これを利用すれば自社独自のヘアオイルの開発・製造が叶います。

以下の表に、ヘアオイルをOEMで製造する際のステップをまとめました。


▼OEMでヘアオイルを製造するステップ


開発・製造の流れ

内容

ステップ①

打ち合わせ

  • どのようなヘアオイルを製造したいのか、具体的なイメージをOEMメーカーに伝える
  • 予算・販売価格・販売媒体・発売時期などの計画を伝える

ステップ②

商品企画・コンセプト設計づくり

  • 商品企画やコンセプト設計をつくる
  • どのような付加価値のあるヘアオイルをつくるかを決める
  • デザインをある程度決める

ステップ③

開発・試作品評価

  • 製作された試作品を評価し、メーカーへフィードバックを行う

ステップ④

製品仕様の検討

  • 処方の開発が進んだら、容器・デザイン・包装資材などをコンセプトに合わせて検討する

ステップ⑤

見積もり

  • 処方や製品仕様が決定したら、数量・納品場所・支払い条件が盛り込まれた見積書をメーカーからもらう

ステップ⑥

契約

  • 見積書に合意したら委受託契約書を結ぶ
  • 発注書をメーカーに発行する

ステップ⑦

製造・納品

  • 品質検査と製品を製造したメーカーから、指定場所に納品してもらう


自社のオリジナルヘアオイルをOEMで製造するなら、製造の流れを大まかに掴んでおくことが大切です。



ヘアオイルをOEMで製造する際の容器の選び方

自社独自のヘアオイルを製造・販売する際、容器選びは重要なポイントとなります。ただし、容器の種類は多岐にわたるため、デザイン性や使いやすさ、内容量などを考慮して選定しなければなりません。


個人向けに販売するなら、少量ずつ出せるポンプ式のボトルが適しています。ポンプ式のボトルは1回で出る中身の量が一定の為、通販チャネルで販売したい場合におすすめです。一方で、使用する回数が多い美容院向けであれば、業務用の大容量のボトルが適しているといえます。ヘアオイルのストックを大量に保管したい場合にも最適です。


このように、さまざまなニーズに合わせて、異なる内容量の容器を同時に製造・販売できれば、販路の拡大につながるのは間違いありません。



まとめ

この記事では、ヘアオイルのOEMについて以下を解説しました。


  • 近年のヘアオイルの需要
  • ヘアオイルをOEMで製造するメリット
  • ヘアオイルの製造を委託するOEMメーカーの選び方
  • ヘアオイルをOEMで製造する際の流れ
  • ヘアオイルをOEMで製造する際の容器の選び方


ヘアオイルを自社で開発・製造するのであれば、製造工程をメーカーへ任せられるOEMを活用するのがおすすめです。自社に化粧品製造許可がなくても製造でき、技術や生産設備なども必要ありません。


OEMメーカーを選ぶ際は、ヘアオイルを製造した実績があるメーカーを選ぶことが大切です。また、自社が求めるロット数に柔軟に対応できるメーカーであれば、希望の数量を生産できるため、販売計画に即した事業の運営が叶います。さらに、自社でヘアオイルを販売する際は、容器にも着目して、使いやすいデザインでニーズに合わせた適切な容量を考慮することも忘れてはなりません。


石堂硝子では、ヘアオイルを充填するのに人気な50〜100mlまでの容器を数多くご用意しております。ポンプの吐出量も0.2mlや0.5mlなど、一度に出るオイルの量の種類もいくつか選んでいただけます。ヘアオイルの製造を検討されている事業者様は、ぜひお問い合わせください。

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