化粧品にかかるコストを削減する方法

化粧品容器にかかるコストを削減する方法を詳しく紹介

オリジナルの化粧品を販売しているものの、「内容物や広告に対する費用がかさんでいる」「容器のコストをなんとかして減らしたい」とお悩みの担当者さまもいるのではないでしょうか。化粧品容器の製造に必要な費用を抑えるには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。

そこで本記事では、化粧品容器にかかるコストを削減する方法を詳しく紹介します。


目次[非表示]

  1. 1.化粧品容器にかかるコストを削減する方法
    1. 1.1.①こだわるポイントを絞る
    2. 1.2.②既存の金型を使う
    3. 1.3.③ロット数を調整する
  2. 2.化粧品容器にかかるコストを減らせる加工方法
    1. 2.1.①ラベル印刷
    2. 2.2.②シュリンク加工
    3. 2.3.③マット加工
  3. 3.まとめ


化粧品容器にかかるコストを削減する方法

製造・発注で化粧品容器のコストを削減する方法

ここでは、化粧品容器の製造・発注に際してかかるコストを削減するために知っておきたい、3つのポイントを紹介します。


①こだわるポイントを絞る

化粧品容器にかかるコストを減らすには、こだわるポイントを絞ることが重要です。


独自の仕様で容器を着色したり金箔や銀箔を用いる箔押し加工(ホットスタンプ)を施したりと、こだわりを増やすほど費用がかさむのは避けられません。また、容器の種類においては樹脂容器であれば肉厚(重厚)よりも肉薄(軽量)を、キャップであれば2パーツよりも1パーツのものを選ぶといったように比較的安価なほうを採用するのも一つの手です。


ただし、化粧品容器メーカーによってラインナップや得意分野が異なるため、まずは各社に見積もりをとって比較検討することをおすすめします。


②既存の金型を使う

できるだけ既存の金型(容器やキャップを生産するための型)を使用するのも、化粧品容器にかかるコストを抑えるポイントの一つです。


オリジナルの容器をつくる場合、数百万円程度の金型代が必要です。それだけではなく、開発時はもちろん製造時にも継続的に費用がかかり、特に小ロットでの発注を希望する場合は総費用が割高になってしまいます。


低コスト化を図るためには、特別な理由がなければ既存の金型を使って化粧品容器をつくってもらうことが望ましいです。


③ロット数を調整する

トータルの費用を削減するなら、共通資材を使用して化粧品容器のロット数を増やすのも一案です。


例えば、同じ容器を使用して、ラベルを貼り替えることで異なる製品を製造するとします。そうすると同一容器の発注数を増やせるため、1個あたりの単価を下げられる可能性があります。


なお、小ロットで製造・販売してくれる化粧品容器メーカーに依頼すれば、単価は割高になるものの、在庫を抱えることによる負担を軽減することが可能です。



化粧品容器にかかるコストを減らせる加工方法

加工方法で化粧品容器のコストを削減する方法


化粧品容器は商品の第一印象を決定づけるため、費用を抑えることだけに注力するのは避けたいものです。ここでは、コストを削減しつつも、商品の魅力をアピールすることができる3つの加工方法を紹介します。


①ラベル印刷

ラベル印刷では、化粧品容器に直接印刷するよりも低コストで加工を施すことが可能です。ラベルは複数色の印刷でも費用変動が少ないため、何色かの印刷を施したい場合にメリットを得られます。一方、容器に直接印刷するシルクスクリーン印刷では、色数が増えるごとに費用も上がる点にはご注意ください。

具体的には、表面に文字を印刷したラベルを化粧品容器に貼りつけます。ラベルの裏面に接着剤が塗装されており、強粘着や弱粘着、きれいにはがせるタイプなど、用途によってさまざまな種類があります。

ラベル貼りをした化粧品容器


②シュリンク加工

ラベル印刷と同様に複数色のカラーを使用するのであれば、シュリンク加工を採用してもコストを抑えることができます。小ロットであっても、パソコンからデザインのデータを直接送る“オンデマンド印刷”で生産できるためです。

シュリンク加工では、あらかじめデザインを印刷したシュリンク用フィルムで化粧品容器を覆い、熱を加えることで容器に貼りつけます。特殊な形状の容器や大きいサイズであっても、すき間やシワがなくきれいにフィルムをつけられるのが魅力です。

なお、オンデマンドシュリンクの場合は、実績が多くないため内容物との相性をテストする必要があります。

シュリンク加工が施された化粧品容器


③マット加工

見た目のツヤを消すマット加工は、塗装加工が一般的ですが高価になりがちです。低コスト化を図るなら、成型時にツヤ消しになる材料を使用したり、ツヤ消しの箔を加工したりすることでマット感を得ながらコストを抑えることが可能です。


近年では、キャップだけではなく、ボトルにマット材を入れて成型することができます。石堂硝子にご依頼いただければ、マット材を練り込む“カスミ”や、容器の表面に凹凸のある箔を押しあてる“マット箔”などを行えます。

マットPP加工をした化粧品容器


以下の記事では、マット加工の概要や事例、よくある質問などを紹介しております。

  マット加工特集 化粧品容器の加工で人気の「マット加工」。サラッとしたつや消しの表現ができ、落ち着いた高級感を出すことができます。マットといっても種類がいくつかあります。それぞれのマットの特徴や実際のイメージを見ていきます。材質によって適したマット加工が分かる比較表もあります! 石堂硝子株式会社



まとめ

この記事では、化粧品容器のコストについて以下の内容を紹介しました。


  • 化粧品容器にかかるコストを削減する方法
  • 化粧品容器にかかるコストを減らせる加工方法


化粧品容器にかかるコストを削減するには、こだわるポイントを明確にしたうえで、既存の金型を使ったりロット数を調整したりするなどの工夫が必要です。また、コストは抑えつつも、商品の魅力を引き出す容器の加工方法は多数あるため、化粧品容器メーカーに相談することをおすすめします。


化粧品容器メーカーである石堂硝子にお問い合わせいただければ、低コストを叶えたうえで、最適な化粧品容器をご提案します。容器のコスト削減にお悩みの方は、ぜひ一度お問い合わせください。


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